競合サイトの調べ方|同業他社のホームページで真似していい点・避けたい点

ホームページを作り直そう、あるいは新しく作ろうと考えたとき、多くの方がまず同業他社のサイトを見に行きます。「うちもこれくらい必要だな」「この会社はきれいだな」という感覚は大切です。
ただ、見る場所と参考にする部分を間違えると、見た目は立派なのに問い合わせが増えないサイトになりがちです。ここでは、有料ツールを使わずにできる競合サイトの調べ方と、真似していい点・避けたい点を整理します。
- 競合サイトの見つけ方と、比べる3〜5社の選び方
- 他社のホームページで見るべき6つの項目と比較シートの作り方
- 真似していい点・置き換える点・使ってはいけない点の判断表
- 調べた結果を自社サイトの原稿に変える手順
目次
競合サイトの調べ方は「見つける→並べる→書き出す」
中小企業や店舗の競合調査なら、アクセス数を推定する有料ツールまでは要りません。お客様と同じように検索し、同じ画面を見比べるだけで、自社サイトに必要な材料の多くは集まります。
競合サイトの調べ方 4つの手順
- STEP 1見つけるお客様の検索語で
- STEP 23〜5社に絞る商圏と規模で選ぶ
- STEP 3書き出す6項目を表にメモ
- STEP 4自社の言葉に空白に強みを書く
競合の見つけ方
自社の名前ではなく、お客様が検索しそうな言葉で探します。検索の履歴やログイン状態の影響を減らすため、ブラウザのシークレットウィンドウで調べるのがおすすめです。
| 探し方 | 検索の例 | 見つかる相手 |
|---|---|---|
| 地域名+業種 | 「福岡市 外壁塗装」 | 同じ商圏で検索上位の会社 |
| 地域名+悩みや料金 | 「雨漏り 修理 費用 福岡」 | お客様の悩みに記事で答えている会社 |
| Googleマップ | 地図アプリで業種を検索 | 近くで口コミが集まっている事業者 |
| 日ごろの商談 | 見積もりで比べられた社名 | 実際にお客様が迷っている相手 |
見つかった中から3〜5社に絞ります。「同じ商圏で同じ規模の会社」と「少し先を行く会社」を混ぜると、足りない点と目指す姿の両方が見えます。
同業他社のホームページで見るべき6つの項目
見た目の好みではなく、お客様が判断に使う情報を見ます。次の6項目を、各社ごとに同じ順番でメモしてください。
競合サイトで見る6つの項目
- POINT 1最初の画面の宣言誰向けの何の会社かが書いてあるか
- POINT 2強みとして使っている言葉同業で共通する言葉を拾う
- POINT 3料金の出し方目安・事例別・要見積もりのどれか
- POINT 4実績と更新日事例の数と、最後に更新された時期
- POINT 5問い合わせまでの手数スマホで完了まで何回タップするか
- POINT 6検索結果のタイトルどんな言葉で見つけてほしいか
ツールなしで分かること
- 検索結果に出る青い文字(ページのタイトル)で、その会社が狙っている言葉が分かる
- 「site:相手のドメイン」で検索すると、載っているページのおおよその量が分かる
- お知らせや施工事例の日付で、今も手を入れているかが分かる
- 会社概要で、代表者名・所在地・許可番号などをどこまで出しているかが分かる
とくに問い合わせまでの手数は、自分のスマホで実際に数えてみてください。フォームにたどり着くまでに迷うサイトは意外と多く、ここは小さな会社でもすぐ差をつけられる部分です。最初の画面の作り方はファーストビューに入れる3要素で詳しく整理しています。
真似していい点と避けたい点の判断表
他社サイトの要素は、そのまま取り入れてよいもの、自社の事情に置き換えないと逆効果になるもの、使ってはいけないものに分かれます。
| 要素 | 扱い方 | 理由 |
|---|---|---|
| ページ構成・情報の並び順 | 参考にしてよい | 同業なら、お客様が知りたい順番は似ていることが多い |
| 問い合わせ導線の置き方 | 参考にしてよい | 電話・フォームの位置には業種ごとの定番がある |
| 文字の大きさ・余白 | 参考にしてよい | 読みやすさに自社らしさは不要 |
| キャッチコピー・紹介文 | 置き換えが必要 | その会社の強みを言った言葉で、自社の強みではない |
| 料金の見せ方 | 置き換えが必要 | 価格帯や見積もりの仕組みが違えば誤解を生む |
| 写真・イラスト・ロゴ | 使ってはいけない | 著作権・肖像権があり、流用は権利侵害になる |
| 文章のコピー | 使ってはいけない | 権利の問題に加え、検索の評価でも不利になりやすい |
真似してよいのは「構造と読みやすさ」、置き換えるのは「中身の言葉」、触れてはいけないのは「他社の制作物そのもの」です。制作会社に参考URLを渡すときも、この3つに分けて伝えると話が早くなります。
同じ業種でも、法人取引が中心の会社と一般家庭が相手の会社では、載せるべき情報も写真のトーンも別物です。見た目だけを写すと、自社に合わない服を着たような状態になります。
あわせて読みたいホームページデザインの参考はどう探す?おしゃれなサイトの見分け方と伝え方参考サイトの探し方と、制作会社への伝え方2026.09.25
調べた結果を自社の言葉に変える手順
競合調査は、眺めて終わりでは意味がありません。メモした「強みの言葉」を使って、次の順に自社サイトの材料へ変えていきます。
- 各社の強みの言葉を、1社1行で書き出す
- 全社に共通する言葉に線を引いて消す
- 残った空白に、自社だけが言えることを書く
- それを裏づける事例・写真・数字を探す
- トップの最初の画面とサービスページの冒頭に置く
たとえば3社とも「地域密着」「丁寧な対応」と書いているなら、その言葉は差別化になりません。一方で、他社が書いていないのに自社は普通にやっていること(見積もり時の写真付き報告、休日の現地確認など)は、そのまま強みの候補になります。
最後の「裏づけ」が抜けると、結局どこかで見た文章になります。強みの言葉を原稿にする方法はサービス紹介の整理と書き方、業種ごとに何を前面に出したかは制作実績で見比べられます。
小さな会社は「同じ土俵で戦わない」
同業がそろって力を入れている領域は、競争も激しくなります。大手が広告費をかけている言葉を正面から狙うより、対応エリアや得意分野を絞り、その範囲で一番詳しいサイトを目指すほうが現実的です。
- 全社が同じことを言っている部分は、あえて短くする
- 全社が書いていない疑問(費用の内訳、工期、アフター)に答えるページを作る
- 更新が止まっている会社が多いなら、月1回の更新だけでも目立てる
競合調査は「追いつくため」ではなく、戦う場所を選ぶために行うものです。リニューアルや見直しのたびに同じ比較表を作り直すと、変化も見えやすくなります。
よくある質問
競合サイトを調べるのに有料ツールは必要ですか?
地域で商売をする中小企業なら、まずは不要です。お客様と同じ言葉で検索し、上位の3〜5社を同じ項目で見比べるだけで、自社サイトに足りない情報の多くは分かります。
何社くらい調べればよいですか?
3〜5社が目安です。同じ商圏・同じ規模の会社と、少し先を行く会社を混ぜると、足りない点と目指す姿の両方が見えます。社数を増やすより、同じ項目で丁寧に比べるほうが役に立ちます。
他社サイトのデザインをそのまま真似してもいいですか?
ページ構成や読みやすさを参考にするのは問題ありませんが、写真・文章・ロゴなどの制作物を流用するのは権利侵害になります。キャッチコピーも他社の強みを言った言葉なので、自社の言葉に置き換えてください。
競合サイトのアクセス数は分かりますか?
推定するツールはありますが、小規模なサイトほど正確な数字は出にくくなります。アクセス数より、検索結果での並び、載っている情報、更新の頻度を見るほうが、自社の打ち手につながります。
参考にしたいサイトのURLを制作会社に渡してもいいですか?
渡していただくと方向性が早く決まります。その際は「構成がよい」「写真の雰囲気がよい」など、どこが気に入ったかを添えてください。WEB PREPAでも、いただいたURLから自社に合う要素と合わない要素を一緒に切り分けています。
競合と同じ言葉で検索上位を狙うべきですか?
大手や広告が並ぶ言葉を正面から狙うより、対応エリアや得意分野を加えた言葉で、その範囲で一番詳しいページを作るほうが現実的です。検索結果の顔ぶれを見て、個人や中小のページが入っている言葉を選ぶのが目安です。
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