事業内容ページが「何でもやります」になっていませんか?サービス紹介の整理と書き方

「うちは何でもやります」——長く事業を続けてきた会社ほど、そう言いたくなる場面は多いと思います。実際に幅広く対応できることは強みですし、断らずに応えてきたからこそ今のお客様がいる、という方もいらっしゃるはずです。
ただ、ホームページの事業内容ページにその言葉をそのまま置くと、読む側は「自分の困りごとは頼めるのだろうか」が分からないまま、そっとページを閉じてしまうことがあります。ここでは、サービス紹介ページをどう整理し、どう書けば相談につながるのかを順番に見ていきます。
事業内容ページが「何でもやります」になりやすい理由
サービス紹介がぼんやりしてしまうのは、文章力の問題ではありません。事業をしていれば当たり前になっていることほど、言葉にしづらいからです。よくあるのは次のようなケースです。
- 対応範囲が広く、絞ると仕事を逃す気がする
- 社内で使っている呼び方をそのまま見出しにしている
- 会社案内やパンフレットの文章を丸ごと移している
- 「詳しくはお問い合わせください」で説明が終わっている
どれも悪気なく起きることですが、共通しているのは読み手が自分の状況に当てはめられないという点です。訪問者は会社を評価しに来ているのではなく、「自分の困りごとを解決できる相手かどうか」を確かめに来ています。その判断材料が足りないと、比較検討の土俵に上がる前に離れてしまいます。
絞ることは、仕事を断ることではない
サービスを整理すると聞くと、対応範囲を狭めることだと誤解されがちです。そうではなく、入口を分かりやすくする作業だと考えてください。よく相談される順に並べ、代表的な例を具体的に書く。その上で「上記以外もご相談ください」と一行添えれば、幅広さは損なわれません。実際、問い合わせは分かりやすい入口から入り、話しているうちに別の依頼へ広がっていくことも多いものです。
サービス紹介ページに入れておきたい5つの要素
業種を問わず、ひとつのサービスにつき次の5点がそろっていると、読み手は自分に必要かどうかを判断できます。
| 要素 | 書き方の目安 |
|---|---|
| サービス名 | 社内の略称や専門用語ではなく、お客様が口にする言葉で。分かりにくい場合は正式名称の横に補足を添える |
| どんな方向けか | 「築20年前後の戸建てにお住まいの方」「従業員10名以下の会社様」など、具体的な状況で1行 |
| 対応内容の例 | 実際に受けている依頼を3〜5件、短い箇条書きで。抽象的な分類名より事例名のほうが伝わる |
| 費用の考え方 | 定価が出せなくても、目安の幅・見積無料かどうか・金額が変わる条件は書ける |
| 依頼の流れ | 問い合わせ後に何が起きるか(連絡の目安・訪問の有無・所要期間)を3〜4ステップで |
とくに効きやすいのは「どんな方向けか」の1行です。ここが具体的だと、当てはまる人は自分ごととして読み進め、当てはまらない人は早めに離脱します。一見もったいないようですが、見込みの薄い問い合わせ対応に時間を取られなくなるという意味では、どちらも歓迎すべき結果です。
費用の見せ方だけで迷う場合は、料金の載せ方をまとめた記事もあわせてご覧ください。金額を出しにくい業種でも書ける項目を整理しています。
1ページにまとめるか、サービスごとに分けるか
もうひとつよくある悩みが、ページの分け方です。判断の目安は「サービスごとに検索されている言葉が違うかどうか」と「説明にどれくらいの分量が必要か」の2点です。
| 項目 | 1ページにまとめる | サービスごとに分ける |
|---|---|---|
| 向いている場合 | サービスが2〜3種類/内容が近い | 4種類以上/お客様の層が違う |
| 検索との相性 | ページ数が少なく分散しない | サービス名+地域名で個別に届きやすい |
| 読みやすさ | 長くなると下のサービスまで読まれにくい | 必要なところだけ読める |
| 更新の手間 | 1か所を直せばよい | ページ数だけ増える |
迷ったときは、まず一覧ページを1枚つくり、問い合わせが多いサービスから順に個別ページへ育てていく進め方がおすすめです。最初から全部を作り込もうとすると公開が遅れますし、実際に反応があったサービスにこそ手をかけたほうが効率的です。サイト全体の組み立て方は基本のページ構成をまとめた記事で触れています。
一覧ページには必ず次の行き先を置く
サービス一覧を作ったあと、それぞれのカードや見出しから個別ページへ進めるようにしておきます。読み終えた場所に次の行き先がないと、そこで動きが止まります。個別ページの末尾にも、関連するサービス・実績・問い合わせのいずれかへ進める案内を1つ置いておくと自然です。
書き終えたら確認したい4つの視点
公開前に、自分以外の目線で読み直してみてください。次の4点を満たしていれば、サービス紹介ページとしては十分に機能します。
- 業界の人でなくても意味が分かる言葉になっているか
- 「誰向けか」が各サービスに1行入っているか
- 実際の依頼例が具体的に書かれているか
- ページの終わりに問い合わせへの導線があるか
あわせて、事業内容ページから会社の信頼性を確かめに行けるかも見ておきたいところです。サービスに関心を持った人は、そのあとで運営元を確認します。会社概要ページの整え方や、実際の仕事を見せる実績ページとセットで考えると、検討している方の不安が減ります。私が制作したホームページの制作実績でも、サービス紹介と実績の並びは業種ごとに変えています。
サービスの整理から一緒に考えます
「自社のサービスをどう分けて、どう書けばいいか分からない」というご相談は珍しくありません。WEB PREPAでは、お話をうかがいながら事業内容の並べ方から一緒に整理し、そのままホームページの構成に落とし込んでいます。料金プランは分かりやすい形でご案内していますので、費用の見通しを立てたうえでご検討いただけます。
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