
治療費の打ち切りを打診されたときに考えること
交通事故の被害者の方からのご相談で最も多いのが、保険会社から治療費の支払いを打ち…

取引先からの入金が遅れているとき、しばらく様子を見るという判断をされる方は少なくありません。長い付き合いのある相手であればなおさらです。しかし、債権回収については、待つことのコストが想像以上に大きくなります。
支払いが滞る取引先は、他の取引先への支払いも同様に滞らせていることがほとんどです。限られた資産に対して複数の債権者が並んでいる状態であり、先に手続を取った者から順に回収していくことになります。
有効な手段の一つが仮差押えです。訴訟の判決を待っている間に相手方が財産を処分してしまうことを防ぐため、あらかじめ預金や不動産を押さえておく手続で、相手方に知られる前に実行されます。裁判所に担保金を預ける必要はありますが、事件が終われば返還されます。
また、判決を得た後の回収についても、近年は制度が整ってきました。裁判所を通じて金融機関に口座情報を照会したり、勤務先の情報を取得したりする手続が利用できます。財産開示の手続に正当な理由なく出頭しない場合には刑事罰の対象にもなりました。
仮に回収できなかった場合でも、法的な手続を経ていれば、貸倒れとして損金処理できることがあります。放置しておくと、この処理もできません。入金の遅れが続いている取引先があれば、早めにご相談ください。
ご相談にあたって、どなたかの紹介は必要ありません。弁護士に相談するのが初めてという方も、まずはお電話ください。お話を伺ったうえで見通しをお伝えします。相談したからといって、ご依頼いただかなければならないということはありません。