
治療費の打ち切りを打診されたときに考えること
交通事故の被害者の方からのご相談で最も多いのが、保険会社から治療費の支払いを打ち…

「裁判」と聞くと、法廷で当事者が向き合い、激しくやり取りをする場面を思い浮かべる方が多いようです。ドラマの影響もあるのでしょう。実際の民事裁判は、その印象とはずいぶん違います。
民事の訴訟手続の大半は、書面のやり取りで進みます。原告が主張を書面で提出し、被告がそれに対する反論を書面で出す。裁判所はそれを読んだうえで、争点を整理していきます。期日は月に1回程度で、1回あたりの時間は数分ということも珍しくありません。
近年はウェブ会議の利用が広がり、当事者や代理人が裁判所に出向かずに手続を進める場面も増えました。遠方の裁判所の事件でも、移動の負担が軽くなっています。
ご本人が法廷で話をする機会があるのは、証人尋問の場面が中心です。そこに至るまでには、書面と証拠による準備が積み重ねられています。裁判の結果は、その準備の質によって決まると言っても言い過ぎではありません。
訴訟を起こすかどうかを迷われている方に、私はよく「思ったより静かな手続です」とお伝えしています。心理的な負担を理由に権利の実現を諦めてしまうのは、もったいないことだと考えています。
ご相談にあたって、どなたかの紹介は必要ありません。弁護士に相談するのが初めてという方も、まずはお電話ください。お話を伺ったうえで見通しをお伝えします。相談したからといって、ご依頼いただかなければならないということはありません。