発注者と求職者の両方に届く建設業のホームページ|施工実績・許可番号・採用の載せ方

「うちは紹介と元請けさんからの仕事がほとんどだから、ホームページは名刺代わりで十分」。建設会社の方から、そんな声をよく聞きます。
ところが実際には、新しい取引先は発注の前に会社名で検索しますし、求人に応募しようとする人も必ずホームページを確かめます。建設業のホームページは、この2つの読み手に向けて情報を分けて載せると、仕事と人の両方につながりやすくなります。
- 建設会社のホームページを見ている人と、それぞれが確かめたいこと
- 発注者と求職者の両方に届くページ構成
- 施工実績1件に載せる項目と、写真の注意点
- 建設業許可の番号・資格・安全への取組みの書き方
- 応募につながる採用ページの項目
目次
建設業のホームページは誰に見られている?
建設会社のホームページを開く人は、大きく分けて「仕事を頼むかどうか考えている人」と「働くかどうか考えている人」です。同じページでも、見ているところがまったく違います。
発注者・元請けが確かめること
- 対応できる工種と工事の規模
- 施工実績と対応エリア
- 建設業許可と有資格者の数
- 安全管理の体制
求職者が確かめること
- どんな現場で何をするのか
- 休日・残業・給与の目安
- 資格を取るための支援
- 一緒に働く人の顔と声
トップページの早い位置で「お仕事のご相談」と「採用情報」の入口を分けておくと、どちらの人も迷わず目的のページへ進めます。
建設会社のホームページに必要なページ構成
元請け中心の会社でも、下請けとして専門工事を担う会社でも、基本の構成は次の7ページです。
| ページ | 主な読み手 | 載せる内容 |
|---|---|---|
| トップ | 全員 | 何の工事の会社か、対応エリア、仕事と採用の2つの入口 |
| 事業内容 | 発注者 | 工種ごとの対応範囲、得意な規模、保有する機械 |
| 施工実績 | 発注者・求職者 | 工事ごとの写真と概要(次の章で詳しく) |
| 会社概要・許可 | 発注者 | 建設業許可の番号と業種、有資格者、沿革、所在地 |
| 安全への取組み | 発注者・求職者 | 安全大会、朝礼での危険予知活動、教育の内容 |
| 採用情報 | 求職者 | 募集要項、1日の流れ、資格取得の支援、社員の声 |
| お問い合わせ | 全員 | 電話番号と受付時間、フォーム(工事の相談と応募を分ける) |
「土木・建築・設備、何でも対応」とだけ書くと、かえって得意分野が伝わりません。工種ごとに「どの規模まで」「自社施工か協力会社との施工か」を書くと、発注者が相談しやすくなります。
施工実績の載せ方|1件ごとに書く5つの項目
施工実績は、写真を並べるだけでは発注者が判断できません。1件ごとに次の5項目をそろえて書くと、自社の工事と比べやすくなります。
施工実績1件に載せる5つの項目
- POINT 1工事の種類と名称例:工場の給排水設備の更新工事
- POINT 2発注者の区分と立場公共か民間か、元請けか下請けか
- POINT 3場所と工期市町村名まで、着工から完了までの期間
- POINT 4規模延長・面積・階数など、工事に合う単位で
- POINT 5担当範囲と工夫した点稼働中の工場で、休日に分けて施工 など
5つ目の「工夫した点」は、求職者にとっても仕事の中身が分かる材料になります。1件あたり2〜3行で十分です。
- 発注者名や元請け名を出すときは、先方の了解を得る
- 公共工事の写真は、発注した機関の決まりを確認する
- 個人のお宅は番地まで出さず、市町村名にとどめる
- 写真の作業員がヘルメットや墜落制止用器具を正しく着けているか
最後の点は見落とされがちですが、安全装備が不十分な写真は、発注者にも求職者にも不安を与えます。
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建設業許可・資格・安全への取組みの書き方
建設業許可は番号と業種を正確に
発注者は、国土交通省の検索システムで許可の内容を確かめることがあります。ホームページの表記は、許可通知書のとおりに書きましょう。
| 項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 許可番号 | 福岡県知事 許可(般-6)第〇〇〇〇〇号 |
| 許可業種 | 管工事業、土木工事業(許可を受けた業種だけを書く) |
| 有資格者 | 1級管工事施工管理技士 2名、溶接技能者 5名 など |
建設業法(第40条の2)では、許可を受けていない業種まで許可があるように見せる表示が禁じられています。「特定」「一般」の区別も含めて、実際の許可と一致させてください。許可は5年ごとに更新があり、そのたびに番号の年度部分が変わるので、更新したらホームページも直します。
安全への取組みは「やっていること」を具体的に
- 毎朝の危険予知(KY)活動と、ヒヤリハットの共有
- 新しく現場に入る人への教育の内容
- 年1回の安全大会の写真
- 無災害の記録は「いつから何日」と起点の日付を書く
「安全第一」という言葉だけより、実際の取組みを写真と一緒に見せるほうが伝わります。
採用ページ|求職者が確かめている項目
建設業の求職者が気にするのは、きつさの実態と、この先の成長です。2024年4月からは建設業にも時間外労働の上限規制が適用されているため、働き方を具体的に書くこと自体が安心材料になります。
- 1日の流れ(集合時間、現場への移動、終業の時間)
- 休日の実績(4週で何日休めているか)と、月の残業時間の目安
- 資格取得の支援(費用の負担、講習日の扱い)
- 未経験から一人前になるまでのステップ
- 建設キャリアアップシステムへの登録の有無
- 先輩社員の声と、現場での写真
求人の内容は、実際の条件と合っていること、変わったらすぐ直すことが職業安定法で求められています。休日や残業の数字は、実績に合わせて書きましょう。
WEB PREPAでは、北九州エリアで溶接・配管工事を手がける株式会社馬越工業様のホームページを制作し、7つの事業の紹介と、未経験から職人を目指せることを軸にした求人ページを作りました。施工実績の数字で信頼を伝える構成は、デモとして制作した総合リフォーム会社のサイトでも見ていただけます。
よくある質問
下請けの仕事が中心でも、建設会社のホームページは必要ですか?
新しい元請けから声がかかるときや、協力会社を探している会社が確認するときに見られます。採用の応募者も必ず確かめるので、下請け中心の会社ほど、対応できる工種と実績を載せておく意味があります。
建設業許可の番号は、ホームページに載せないといけませんか?
法律で掲示が決められているのは、店舗や工事現場に掲げる標識です。ただ、発注者が許可を確かめる手がかりになるため、会社概要に許可番号と業種を正確に載せておくことをおすすめします。
施工写真があまり残っていません。実績ページは作れますか?
作れます。まずは今ある写真で3〜5件を載せ、これからの現場で着工前・施工中・完成の3枚を撮る習慣をつけると、数か月で実績がそろってきます。
採用サイトは会社のホームページと分けたほうがいいですか?
募集が年に数回なら、会社のホームページの中に採用ページを作れば十分です。職種が多い、毎年まとまった人数を採用するといった場合は、別のサイトにする方法もあります。
公開後の保守費用は、月いくらくらいかかりますか?
サーバー管理やバックアップだけなら月数千円程度、実績の追加などの更新代行まで含むと月1万円前後からが一つの目安です。サーバー代・ドメイン代が別かどうかも確認してください。
制作会社が廃業したら、ホームページはどうなりますか?
ドメインとサーバーの名義しだいです。自社名義なら別の会社に引き継げますが、制作会社名義だと移すのに手間がかかることがあります。契約前に名義を確認しておくと安心です。
福岡の小さな制作会社やフリーランスと大手で、品質に差はありますか?
会社の規模よりも、担当者の実績と進め方で差が出ます。建設業や製造業のサイトを作った実績があるか、施工実績の追加を誰がするのかを確かめるのが確実です。
建設会社のホームページ制作はWEB PREPAへ
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