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2026.10.01 ・ ホームページ制作

歯科医院のホームページ制作ガイド|診療ページの分け方と自費料金・症例写真の書き方

歯科医院のホームページを作り直したい、開業に合わせて新しく作りたい。そう考えて調べ始めると、歯科専門の制作会社がたくさん出てきて、何を基準に選べばいいのか迷ってしまいます。

歯科のホームページは、一般の会社サイトと違って「診療の種類が多い」「自費診療の料金を載せる」「医療広告のルールがある」という3つの事情があります。この記事では、歯科医院のホームページに必要なページ構成と、自費診療や症例写真の書き方、制作の依頼先の選び方までを具体的にまとめます。

この記事でわかること

  • 歯科医院のホームページに必要なページと、作る優先順位
  • 自費診療の料金・症例写真を載せるときに書き添える項目
  • 医療広告ガイドラインで避けたい表現の良い例・悪い例
  • 歯科専門の制作会社と一般の制作会社の違いと費用の目安
目次
  1. 歯科のホームページで患者さんが確かめていること
  2. 歯科医院のホームページに必要なページ構成
  3. 自費診療の料金と症例写真の書き方
  4. 医療広告ガイドラインで避けたい表現
  5. 依頼先の選び方と費用の目安
  6. よくある質問

歯科のホームページで患者さんが確かめていること

歯医者を探す人の多くは、Googleマップで近くの医院を見つけたあと、ホームページを開いて「ここに行って大丈夫か」を確かめます。見られているのは、デザインのきれいさよりも次のような実用的な情報です。

  • 今日・明日に診てもらえるか(診療時間・休診日・予約方法)
  • 自分の悩みを診てもらえるか(小児・矯正・インプラント・入れ歯など)
  • 痛みや費用への不安に答えてくれるか
  • 院長やスタッフの雰囲気、院内の清潔さ
  • 駐車場・バリアフリー・キッズスペースの有無

つまり、トップページで医院の思いを長く語るよりも、診療時間とWeb予約、診療メニューへの入口をすぐ見える位置に置くことが先です。特にスマホで見たときに、最初の画面で「診療時間」「予約」「電話」の3つに届くかを必ず確認します。

ポイント

診療時間の表は、ホームページ・Googleビジネスプロフィール・院内掲示の3か所で内容をそろえます。祝日のある週や年末年始の休診は、ホームページのお知らせとGoogleマップの両方を同じ日に更新すると、問い合わせの電話が減ります。

歯科医院のホームページに必要なページ構成

歯科のホームページは、診療科目ごとにページを分けるのが基本です。「矯正 + 地域名」「インプラント + 地域名」のように、患者さんは治療名で検索するため、1ページにまとめてしまうと検索結果に出る機会を逃します。

ページ 載せる内容 優先度
トップ 診療時間表・Web予約・電話・診療メニューへの入口・お知らせ 最初に作る
初めての方へ 初診の流れ・持ち物・所要時間・Web問診の案内 最初に作る
診療メニュー(科目ごと) 一般・小児・予防・矯正・インプラント・入れ歯・審美などを1科目1ページ 最初に作る
料金表 自費診療の費用・支払い方法・医療費控除の案内 自費診療があれば必須
医院紹介・院長紹介 診療方針・経歴・院内写真・設備(CT・滅菌器など) 2番目
アクセス 地図・最寄り駅やバス停からの道順・駐車場の台数 2番目
症例紹介 治療前後の写真と、治療内容・費用・期間・リスクの説明 体制が整ってから
採用情報 歯科衛生士・歯科助手・受付の募集要項・1日の流れ 採用が課題なら早めに

開業時は、トップ・初めての方へ・主要な診療メニュー3〜4ページ・料金表・医院紹介・アクセスの8〜10ページ前後から始めるのが現実的です。症例紹介は、患者さんの同意を取って写真と説明をそろえられるようになってから増やしていけば十分です。

診療メニューのページに書く5項目

科目ページは「どんな治療か」だけで終わらせず、次の5項目をそろえると、読んだ人が予約するかどうかを決めやすくなります。

  • こんな症状・お悩みの方へ(例:歯ぐきから血が出る、詰め物が取れた)
  • 治療の流れと通院回数の目安
  • 保険診療か自費診療か、自費なら費用
  • 治療に伴うリスク・注意点
  • この医院での取り組み(使う設備・担当の体制など)

診療メニューのページに書く5項目

  1. POINT 1こんなお悩みの方へ症状の言葉で書くと自分ごとになる
  2. POINT 2治療の流れと通院回数何回・何か月かかるかの目安を示す
  3. POINT 3保険か自費か・費用自費は料金表ページとも金額をそろえる
  4. POINT 4リスク・注意点良い面だけを並べない
  5. POINT 5この医院での取り組み設備や担当の体制を具体的に書く
5項目がそろうと、読んだ人が予約するか決めやすくなる

自費診療の料金と症例写真の書き方

インプラントや矯正、セラミックなどの自費診療は、医院の経営にとって大切な分野です。一方で、ホームページで詳しく紹介するには、厚生労働省の「医療広告ガイドライン」にある限定解除という条件を満たす必要があります。ホームページは患者さんが自分で調べて見るものなので、条件をそろえれば、自費診療の内容や症例写真も載せられます。

自費診療のページや症例写真の近くには、次の項目を書き添えます。

  • 問い合わせ先(電話番号・予約ページなど)
  • 通常必要とされる治療の内容
  • 標準的な費用(税込の総額か、内訳がわかる形)
  • 治療期間・回数の目安
  • 主なリスク・副作用

国内で承認されていない装置や薬を使う治療を紹介する場合は、未承認であることや入手の経路なども追加で書く必要があります。マウスピース矯正などで該当するかどうかは、使う製品ごとに確認してください。

項目 伝わりにくい書き方 伝わる書き方
費用 インプラント 〇〇円〜 1本あたりの総額(検査・手術・上部構造)と内訳、追加になる場合の条件
期間 短期間で治療できます 通院回数と期間の目安、個人差があること
症例写真 治療前後の写真だけを並べる 写真ごとに主訴・治療内容・費用・期間・リスクを記載

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医療広告ガイドラインで避けたい表現

歯科医院のホームページも、医療法の広告規制の対象です。悪意がなくても、よく見かける言い回しが違反にあたることがあります。公開前に、次のような表現が入っていないかを確認します。

避けたい表現の例 理由 言い換えの例
絶対に痛くない治療 効果を断定する誇大な表現 痛みを抑えるために表面麻酔と細い針を使っています
地域No.1の実績 他院と比べて優れていると示す表現 当院で行っている治療の内容を具体的に説明する
患者様の声「すぐ治りました」 治療の効果に関する体験談は載せられない 院内の設備や対応の工夫を医院側の言葉で紹介する
今月だけインプラント半額 費用を強調して受診をあおる表現 通常の料金と支払い方法を料金表に載せる
注意

Googleの口コミをホームページに転載したり、口コミを書いた人に特典を出したりするのも、体験談の扱いとして問題になることがあります。判断に迷う表現は、厚生労働省の医療広告ガイドラインと、その「Q&A」を確認するか、地域の保健所に相談するのが確実です。

依頼先の選び方と費用の目安

「歯科 ホームページ 制作」で検索すると、歯科専門の制作会社が多く出てきます。専門会社は歯科の用語や規制に慣れている一方で、デザインや構成がテンプレート寄りになりやすい面もあります。一般の制作会社やフリーランスに頼む場合は、医療系サイトの制作経験があるかを確かめるのが目安です。

歯科専門の制作会社

  • 歯科の用語や規制に慣れている
  • 予約や問診の連携が整っている
  • 構成が他院と似やすい
  • 契約期間の縛りがある場合も

一般の制作会社・個人

  • 医院に合わせて構成を作れる
  • デザインの自由度が高い
  • 相談しながら進めやすい
  • 医療系の経験は要確認
どちらが良いかではなく、医院が何を重視するかで選ぶ

費用は依頼先と作り方で大きく変わります。下の表は、歯科医院のホームページでよく見られる価格帯の目安です。

作り方 初期費用の目安 向いている医院
月額制(制作費を月々の支払いに含める) 0円〜(月額1万円前後〜) 開業時に手元資金を残したい
歯科専門会社のパッケージ 30万〜80万円前後 標準的な構成で早く公開したい
オーダーメイド制作 80万〜200万円前後 自費診療の専門ページや撮影まで作り込みたい

見積もりを比べるときは、初期費用だけでなく、月々の保守費、診療時間変更などの更新を誰がするか、解約したときにドメインやサイトのデータがどうなるかまで確認しておくと安心です。WEB PREPAでは医療・クリニックの制作実績としてコモレビ歯科やあおぞらクリニックを公開しているので、構成やデザインの参考にご覧ください。

よくある質問

歯科専門の制作会社でないと、医療広告ガイドラインに対応できませんか?

専門会社でなくても対応できます。大切なのは、限定解除の項目や避けるべき表現を理解したうえで文章を確認してくれるかどうかです。依頼前に、医療系サイトの制作経験と、原稿をどこまでチェックしてくれるかを聞いておくと安心です。

開業前のいつ頃からホームページを準備すればいいですか?

内覧会や予約受付を始める時期から逆算して、2〜3か月前には相談を始めるのが目安です。院内写真は内装の完成後に撮るため、先に仮の画像で公開し、完成後に差し替える進め方もできます。

公開後の保守は月いくらくらいかかりますか?

サーバー・ドメインの管理と簡単な更新を含めて、月数千円〜1万円台が多い価格帯です。診療時間やお知らせの更新を院内でするか、制作側に任せるかで金額が変わるので、更新の頻度を伝えて見積もりを取ると比べやすくなります。

制作会社が廃業したら、ホームページはどうなりますか?

ドメインとサーバーの契約者が制作会社のままだと、サイトを移すのに手間がかかります。契約時に、ドメインの名義を医院側にできるか、サイトのデータを受け取れるかを確認しておくと、万一のときも別の会社に引き継げます。

フリーランスと制作会社、どちらに頼むのがいいですか?

フリーランスは担当者と直接やり取りでき、費用を抑えやすい傾向があります。制作会社は分業で進むため大規模なサイトや撮影込みの案件に向いています。医院の規模と、更新の相談をどれくらいしたいかで選ぶのがおすすめです。

Web予約やWeb問診はホームページに組み込めますか?

多くの医院は、歯科向けの予約システムを契約し、ホームページに予約ボタンや埋め込みで連携しています。すでに使っているシステムがあれば、その予約ページへのリンクをトップと各診療ページに置く形が手軽です。

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