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2026.10.02 ・ ホームページ制作

行政書士のホームページ、何から載せる?取扱業務の絞り方と報酬額の見せ方

行政書士として開業したものの、ホームページに何を書けばいいのか決めきれない。取扱業務を全部並べると長くなり、絞ると他の依頼を逃しそうで不安になる。そんな迷いを抱えたまま、名刺代わりの1ページで止まっている事務所は少なくありません。

行政書士の仕事は扱える書類の種類がとても多いぶん、ホームページでは「この事務所に自分の手続きを頼めるか」が伝わりにくくなりがちです。この記事では、取扱業務の絞り方、必要なページ構成、報酬額の載せ方、広告で気をつけたい表現までを、具体例つきでまとめます。

この記事でわかること

  • 行政書士のホームページで取扱業務を絞る3つの方法
  • 業務ページに必ず載せたい5項目と、事務所サイトのページ構成
  • 報酬額の見せ方と、広告で避けたい表現の言い換え例
  • 開業直後に作る順番と、作り方別の費用の目安
目次
  1. 行政書士のホームページで依頼者が確かめていること
  2. 取扱業務は「絞って深く」見せる
  3. 行政書士事務所のホームページに必要なページ構成
  4. 報酬額の載せ方と広告で避けたい表現
  5. 開業直後に作る順番と費用の目安
  6. よくある質問

行政書士のホームページで依頼者が確かめていること

行政書士を探す人は、「建設業許可 申請 代行」「相続 書類 行政書士」のように、困っている手続きの名前で検索してきます。事務所名で探す人はほとんどいません。ホームページを開いたときに確かめているのは、次のようなことです。

  • 自分の手続きを扱っているか
  • 費用はいくらくらいか、ほかに実費がかかるか
  • 依頼してから終わるまで、どれくらいかかるか
  • 自分は何を用意すればいいか
  • どんな人が担当するのか、相談しやすそうか

つまり、「許認可申請・相続・契約書作成など幅広く対応」と一覧で並べるだけでは、依頼者の知りたいことにほとんど答えられていません。業務の数を見せるより、ひとつの手続きについて深く答えるほうが、相談につながりやすくなります。

取扱業務は「絞って深く」見せる

絞ると言っても、ほかの業務を断る必要はありません。ホームページで前に出す業務を決めるだけです。絞り方には大きく3つの型があります。

絞り方 例 向いている事務所
手続きで絞る 建設業許可、車庫証明、古物商許可 得意な手続きがはっきりしている
対象者で絞る 外国人の在留手続き、飲食店の開業、相続を控えた家族 特定の業界や立場の人と縁がある
場面で絞る 会社設立から許可取得まで、事業承継の手続き 複数の手続きをまとめて受けたい

前に出す業務が決まったら、業務ごとに1ページを作ります。トップページに全部を書き込むより、検索から直接その業務ページに来てもらうほうが、依頼者にとっても分かりやすくなります。

業務ページに載せる5項目

業務ページに載せる5項目

  1. POINT 1対象になる人・ならない人要件を満たすかを先に確かめてもらう
  2. POINT 2用意してもらう書類事務所で取り寄せられる物と分けて書く
  3. POINT 3依頼から完了までの流れ役所の審査期間も含めた目安を添える
  4. POINT 4報酬額と実費報酬と手数料・証紙代を分けて示す
  5. POINT 5その手続きのよくある質問期間・不許可時の扱い・追加費用など
この5つがそろうと、依頼前の不安にひととおり答えられる

書き方の差は、見出しの一文から出ます。同じ業務でも、次のように具体的に書くと「自分のことだ」と思ってもらいやすくなります。

伝わりにくい書き方 伝わりやすい書き方
各種許認可申請に対応します 建設業許可(知事許可・一般)の新規申請と、毎年の決算変更届をお受けします
相続手続きをサポートします 戸籍の収集から相続関係説明図、遺産分割協議書の作成までお手伝いします
ビザ申請はお任せください 日本人の配偶者等の在留資格について、申請書の作成と入管への申請取次を行います

行政書士事務所のホームページに必要なページ構成

開業したての事務所なら、最初から大きなサイトを作る必要はありません。次の7ページを基本に、業務ページだけを主力の数だけ増やしていく形が無理なく続けられます。

ページ 載せる内容 優先度
トップ 主力業務・対応エリア・相談方法を一目で 最初に作る
業務ページ 上の5項目を手続きごとに 最初に作る
報酬額 主な手続きの報酬と実費の一覧 最初に作る
事務所・代表紹介 登録番号・所属する行政書士会・経歴・顔写真 最初に作る
相談の流れ 問い合わせ〜面談〜見積もり〜着手 公開時にあると安心
よくある質問 事務所全体に関わる質問(土日対応・オンライン面談など) 公開時にあると安心
問い合わせ フォーム・電話・受付時間 最初に作る
ポイント

代表紹介では、登録番号と所属する行政書士会を必ず書きます。顔写真と「なぜこの業務を扱っているか」の短い説明があると、個人事務所でも相談のハードルが下がります。

報酬額の載せ方と広告で避けたい表現

行政書士法では、業務に関して受ける報酬の額を事務所の見やすい場所に掲示することが求められています(第10条の2)。ホームページへの掲載そのものは義務ではありませんが、依頼者は費用を比べてから問い合わせることが多いため、主な手続きだけでも載せておくと相談の質がそろいます。

報酬と実費は分けて書く

依頼者がつまずきやすいのは、「報酬」と「役所に払う手数料」の区別です。たとえば建設業許可の知事許可の新規申請では、報酬とは別に9万円の申請手数料がかかります。一覧表では次のように列を分けると、後から「聞いていなかった」となりにくくなります。

  • 手続き名(新規・更新・変更などの区分まで)
  • 報酬額(「〜円から」の場合は、上がる条件も一言)
  • 実費(申請手数料・証紙代・証明書の取得費など)
  • 消費税の扱い(税込か税別か)

報酬の決め方に迷うときは、日本行政書士会連合会が公表している報酬額の統計が相場の参考になります。

広告で避けたい表現

行政書士倫理では、品位を損なうおそれのある広告宣伝が禁じられています。また、登記は司法書士、税務申告は税理士、争いのある交渉は弁護士の業務です。何でも引き受けられるように見える書き方は避けます。

避けたい表現 言い換えの例
必ず許可が取れます 要件を満たしているかを、ご依頼前に一緒に確認します
地域最安・業界No.1 報酬額と実費を一覧で公開しています
相続の手続きはすべてお任せ 書類の作成を担当し、登記や相続税の申告は提携の専門家をご紹介します

このほか、所属する行政書士会の会則や規則に広告の定めがある場合もあるので、公開前に一度確認しておくと安心です。

あわせて読みたい筑紫野市・太宰府・春日の士業向けホームページ制作|相談につながる項目と選び方税理士・司法書士なども含めた士業サイト全体の考え方2026.08.14

開業直後に作る順番と費用の目安

開業直後は時間もお金も限られます。全部を一度にそろえようとせず、相談につながる部分から順に作っていくのがおすすめです。

開業直後に作る順番

  1. STEP 1主力を決めるまず1〜2業務
  2. STEP 2業務ページ報酬額も一緒に
  3. STEP 3地図に登録Googleマップ
  4. STEP 4事例を足す受任後に少しずつ
業務ページと報酬額が先、事例やコラムは受任が増えてから

事例を載せるときは、依頼者が特定されないように業種や地域をぼかし、掲載の了承を得てからにします。費用は作り方によって次のくらいの幅があります。

作り方 初期費用の目安 向いている事務所
作成ツールで自作 0円〜(月額数千円前後) 文章を書く時間がとれる
月額制で依頼 0円〜(月額1万円前後〜) 開業資金を手元に残したい
士業向けパッケージ・オーダー制作 20万〜60万円前後 業務ページを最初から多く作りたい

見積もりを比べるときは、業務ページを後から増やす費用と、報酬額の変更を自分でできるかも確認しておきましょう。WEB PREPAでは法律・士業の制作実績として、あかね司法書士事務所、しらかし総合法律事務所、さくら会計を公開しています。業務ページや費用の見せ方の参考にご覧ください。

よくある質問

業務を絞って見せると、ほかの依頼が来なくなりませんか?

ホームページで前に出す業務を決めるだけなので、ほかの業務を断る必要はありません。「その他の取扱業務」として一覧を残しておけば、関連する相談も受けられます。主力の業務ページがしっかりしていると、事務所全体への信頼にもつながります。

報酬額はホームページに載せないといけませんか?

行政書士法で求められているのは事務所での掲示で、ホームページへの掲載は義務ではありません。ただ、依頼者は費用を比べてから問い合わせることが多いので、主な手続きだけでも「〜円から」と実費の目安を載せておくと、問い合わせ後のすれ違いが減ります。

公開後の保守は月いくらくらいかかりますか?

サーバー・ドメイン代と簡単な更新を含めて、月数千円〜1万円前後が目安です。報酬額の改定や業務ページの追加を誰がするのか、どこまでが月額に含まれるのかを契約前に確かめておきましょう。

制作会社が廃業したら、ホームページはどうなりますか?

ドメインとサーバーの名義が制作会社のままだと、移行に手間がかかることがあります。契約時に、ドメインを事務所名義で取得できるか、サイトのデータを受け取れるかを確認しておくと安心です。

フリーランスと制作会社、どちらに頼むのがいいですか?

個人の行政書士事務所なら、相談しながら業務ページを少しずつ増やせるフリーランスや小規模な制作会社とも相性が良いです。大きな事務所で多くの業務ページや複数人の更新体制が必要なら、制作会社のほうが進めやすい場合もあります。士業サイトの制作経験があるかを実績で確かめるのが目安です。

福岡の事務所ですが、地元の制作会社でないと不利ですか?

打ち合わせはオンラインでも十分に進められるので、地元かどうかで出来が決まるわけではありません。WEB PREPAは福岡を拠点にしているため、福岡・北九州・久留米の事務所であれば、商圏や対応エリアの書き方も含めてご相談いただけます。

ホームページ制作のご相談はWEB PREPAへ

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