2026.08.07 ・ ホームページ制作

ホームページの文章が書けないときは?自社の強みを言葉にする5つの質問

デザインの打ち合わせは進んだのに、いよいよ原稿を書く段になって手が止まる。「何を書けばいいのか分からない」「自社の強みと言われても、特別なことはしていない」——制作のご相談で実はいちばん多いのがこの詰まり方です。写真は揃っているのに、文章だけが白いまま数週間、という話も珍しくありません。

ホームページの文章が書けなくなる3つの理由

文章が出てこないのは、書く力の問題ではないことがほとんどです。多くの場合、書き始める前の整理が済んでいないだけです。まずは自分がどこで詰まっているのかを見極めるところから始めます。

「うちには強みなんてない」と思い込んでいる

強みという言葉を聞くと、業界初の技術や大きな受賞歴のような、分かりやすい看板を思い浮かべてしまいます。しかし実際にお客様が選ぶ理由は、もっと地味なところにあります。連絡が早い、見積もりの内訳が細かい、夜間でも受けてくれる、女性スタッフが対応してくれる。自社では当たり前になっていることが、外から見れば十分な選ぶ理由になっています。

きれいな言葉で書こうとしている

「お客様に寄り添い、地域社会に貢献してまいります」——こうした一文は書きやすい反面、同業他社のサイトにもほぼ同じ言葉が並んでいます。読み手からすると、どこも同じに見えて判断材料になりません。ホームページの文章は、格好よさよりも、具体的で自分ごとに感じられるかどうかが効きます。

誰に向けて書くかが決まっていない

すべての人に向けて書こうとすると、文章はどうしても平たくなります。個人のお客様と法人の担当者では、知りたいことも、読むタイミングも違います。まず読者を一人に絞る。絞ったぶん他の層に届かなくなるのではと心配になりますが、実際には具体的な文章のほうが、周辺の読者にも伝わります。

自社の強みを言葉にする5つの質問

白紙に向かって考えるのではなく、質問に答える形にすると言葉は出てきます。以下の5つを、社内の数人で口頭で答えてみてください。話した言葉をそのままメモに残すのがコツです。整った文章にするのは後の工程です。

質問1|お客様はどんな困りごとで問い合わせてくるか

問い合わせの第一声を思い出します。「他社に断られた」「急いでいる」「前の業者と連絡が取れなくなった」。この困りごとこそ、ホームページを訪れた人が検索したときの気持ちそのものです。トップページの冒頭に置く一文は、ここから作ると外しません。

質問2|なぜ他社ではなく自社を選んだのか

受注が決まったお客様に、選んだ理由を聞けているでしょうか。「電話に出たのがここだけだった」「対応が丁寧だった」といった答えが返ってくるはずです。自分たちが強みだと思っている点と、お客様が評価している点は、ずれていることがよくあります。そのずれを埋めるだけで、文章の中身は変わります。

質問3|断っている仕事はあるか

受けない仕事がはっきりしている会社ほど、得意分野の輪郭が濃くなります。対応エリア、規模、扱わない工法。書けるものは明記しておくと、見当違いの問い合わせが減り、応対の手間も軽くなります。

質問4|よく聞かれる質問は何か

電話で毎回説明していることは、そのまま原稿の材料です。費用の目安、納期、対応範囲、支払い方法。すでに何十回も口頭で説明しているのですから、書けないはずがありません。話している言葉をそのまま文字にして、後から整えれば十分です。

質問5|現場で当たり前にやっていることは何か

作業前に養生する、施工後に写真を渡す、担当者が最後まで変わらない。社内では手順の一つでも、お客様にとっては安心材料です。「丁寧です」と書く代わりに、この当たり前を並べたほうが、丁寧さは伝わります。

ページごとに「書くこと」を先に決める

質問への答えが集まったら、次はそれをどのページに置くかを決めます。ページの役割がはっきりしていないと、同じ内容をあちこちに書いてしまい、どこを読ませたいのか分からないサイトになります。目安として、次のように整理しておくと迷いません。

ページ 書くこと つまずきやすい点
トップ 何の会社か、誰の何を解決するか、対応エリア 理念や挨拶文が先頭に来て、業種が分からない
サービス・事業内容 対応できる作業の範囲、進め方の流れ、目安期間 業界用語のまま書かれ、一般の人に伝わらない
料金 金額または価格帯、変動する条件、追加費用の有無 「別途お見積り」の一行だけで終わっている
事例・実績 依頼のきっかけ、実施内容、写真、地域や規模 写真だけが並び、背景の説明がない
会社概要 所在地、代表者、設立、許認可や資格、連絡先 住所や電話が探しにくく、信頼確認ができない
よくある質問 電話で毎回説明していること5〜10問 当たり障りのない質問だけで、本音に答えていない

分量は、トップページの各セクションが2〜4文、サービスページが400〜800字程度あれば形になります。長さより、読み手の疑問が順番どおりに解けているかどうかを優先してください。料金の見せ方に迷う場合は、ホームページに料金を載せるべきかを整理した記事も参考になります。

書いた原稿を読み返すときの4つの視点

一度書き上げたら、日を置いてから読み直します。書いた直後は自分の意図が頭に残っていて、抜けに気づきにくいためです。

  • 同業他社のサイトに置き換えても成立する文になっていないか
  • 数字や固有名詞が一つも出てこない段落がないか
  • 専門用語に説明が添えられているか
  • 読み終えた人が次に何をすればよいか分かるか

特に一つ目は効きます。「地域密着」「安心の技術力」といった文言は、社名を入れ替えてもそのまま通用してしまいます。通用してしまうなら、その一文は削るか、具体的な事実に書き換えたほうが読まれます。写真の準備と合わせて見直すと効果が出やすいので、掲載写真の選び方も同時に確認しておくとよいでしょう。

原稿は完璧に仕上げてから渡さなくていい

ここまで読んで、そんな時間は取れないと感じた方もいると思います。実際、本業の合間に原稿を完成させるのは負担が大きく、原稿待ちで制作が止まってしまう例は少なくありません。

その場合は、箇条書きのメモや口頭の録音を制作会社に渡す方法があります。ヒアリングをもとに制作側が下書きを作り、事実関係と数字の確認だけは社内で行う。この分担にすれば、質を落とさずに負担を減らせます。依頼前に社内で決めておくとよいことはこちらの記事にまとめています。

WEB PREPAでも、原稿づくりはヒアリングから一緒に進めています。実際にどんな構成・文章になるかは制作実績でご確認いただけます。費用の考え方は料金ページに掲載しています。

まずは無料でご相談ください

文章が書けないという理由でホームページの計画が止まっているなら、その状態のままご相談いただいて構いません。お話をうかがいながら、何をどのページに書くかの整理からお手伝いします。デザイン案の作成まで費用はかかりませんので、まずは気軽にお声かけください。無料でデザインを依頼する

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