花屋の持続化補助金、ホームページで何ができる?通販・予約注文のページと撮影用の花の扱い

母の日や開店祝いの時期は、電話での注文が重なって手が回らない。法人のお客様から「ホームページから注文できないか」と聞かれる。花屋を営んでいると、ホームページで予約注文や通販を受けたいと考える方も多いと思います。
この記事では、第20回の公募要領と参考資料をもとに、花屋が持続化補助金でホームページを作るときの決まりと、対象外になりやすい費用を整理しました。
- 仕入れ販売とアレンジメントで変わる従業員数
- 通販・予約注文の経費区分
- 撮影用の花など対象外になる費用
- 季節の注文を受けるページの考え方
2026年10月時点で、小規模事業者持続化補助金〈一般型 通常枠〉第20回の公募要領(第8版)、参考資料(2026年10月)、申請時によくあるご質問で確認できた内容です。申請前に必ず最新の公募要領をご確認ください。
目次
花屋の従業員数は売り方で考え方が変わる
参考資料の業種の考え方では、仕入れた商品に手を加えずに売る事業は「商業・サービス業」(5人以下)、他者が作ったモノに加工をして価値を付ける事業は「製造業その他」(20人以下)です。
| 花屋の形 | 考え方 |
|---|---|
| 仕入れた花をそのまま販売 | 商業・サービス業 (5人以下) |
| 花束・アレンジメントを作る | 加工に当たるか 確認が必要 |
| 区分が違う事業をいくつも営む | 判断が難しい場合は 製造業その他 |
花束やアレンジメントを作って売る場合、参考資料の「加工をして価値を付ける」に当たるかどうかで、従業員数の基準が変わる可能性があります。ご自身の区分は、申請前に地域の商工会・商工会議所に確認してください。
通販・予約注文のページは何費になる?
花屋のホームページで出てくる費用は、ほとんどがウェブサイト関連費に入ります。参考資料では、ECサイトの構築費、ECモールへの出店の初期費用、ホームページに載せる写真の制作費が、ウェブサイト関連費の例に挙がっています。
| 費用 | 経費区分 |
|---|---|
| ホームページの制作 | ウェブサイト関連費 |
| 通販ページの構築 | ウェブサイト関連費 |
| 予約注文のフォーム | ウェブサイト関連費 |
| 商品写真の撮影 | ウェブサイト関連費 |
| 母の日のチラシ | 広報費 |
ウェブサイト関連費の補助金の申請額は30万円(税込)が上限で、ウェブサイト関連費だけでは申請できません。チラシ・看板・店舗の改装などと組み合わせて計画します。
撮影用に買う花など対象外になる費用
花屋ならではの注意点が、写真の被写体です。公募要領では、ホームページなどに使う画像の被写体や商品を買う費用は、対象にならない経費の例に挙がっています。撮影の費用は対象になり得ますが、撮影のために仕入れた花の代金は対象外と考えておきます。
対象にならないもの
- 撮影のために買う花
- ネット決済の手数料
- 梱包材などの消耗品
対象になり得るもの
- 商品写真の撮影費
- 通販ページの構築
- 出店の初期費用
公募要領では、インターネットショッピングの決済手数料や、売上に応じて課金される経費も対象外です。写真・動画・ロゴがそれぞれ何費になるかは、次の記事で詳しく説明しています。
あわせて読みたい持続化補助金で写真撮影は対象?ホームページ用の写真・動画・ロゴは何費になるか写真・動画・ロゴの経費区分2026.10.23
季節の注文を受けるページの考え方
花屋のホームページは、母の日や開店祝いなど、注文が集中する時期に役立ちます。電話で聞かれることを先にページへ書いておくと、注文の受け付けが楽になります。
予約注文のページに先に書いておきたいこと
- POINT 1価格帯と写真予算ごとの例
- POINT 2受付の締切季節ごとの日付
- POINT 3お届けの範囲配達エリアと送料
通販や配達を受けるときは、ホームページに特定商取引法に基づく表記も必要です。WEB PREPAでは、カタログ請求やシーン別のギフト案内を入れたギフト会社のホームページの制作例もご覧いただけます。
第20回の日程と、制作会社に頼めること
| できごと | 第20回の日付 |
|---|---|
| 申請受付 | 2026年11月5日〜 12月15日17:00 |
| 様式4の発行受付締切 | 2026年12月4日 |
| 採択発表 | 2027年3月頃の予定 |
| 補助事業の実施期限 | 2028年3月31日 |
ホームページと通販ページは、補助事業の期間内に公開して使い始めていないと対象外です。母の日の予約ページなど、時期が決まっているものは、交付決定から公開までの日程に余裕を持たせてください。
申請書類(経営計画・補助事業計画など)は、事業者ご自身が作るものです。行政書士法により、行政書士でない者が報酬を得て官公署に出す書類を作ることはできないため、WEB PREPAは申請書類の作成や申請の代行はしていません。お手伝いできるのは、申請に使える内訳つきの見積書と、発注書・納品書・請求書の用意、そして期間内の制作です。詳しくは 補助金を使ったホームページ制作のページ にまとめています。
公式の情報
補助金の決まりは回ごとに変わります。上限額・対象経費・締切は、申請する回の最新の公募要領で必ずご確認ください。計画の中身は、地域の商工会・商工会議所に相談しながら決めるのが確実です。
よくある質問
花屋は従業員が何人まで申請できますか?
仕入れた花をそのまま売る場合は商業・サービス業で5人以下です。花束やアレンジメントを作る場合は加工に当たるかで基準が変わる可能性があるため、商工会・商工会議所に確認してください。
通販ページの制作は対象になりますか?
ECサイトの構築はウェブサイト関連費の対象です。ホームページと合わせて、補助金の申請額30万円(税込)の枠の中で考えます。
商品写真を撮るために買った花は対象になりますか?
公募要領では、ホームページなどに使う画像の被写体や商品を買う費用は、対象にならない経費の例に挙がっています。撮影の費用とは分けて考えてください。
ネット決済の手数料は対象になりますか?
インターネットショッピングの決済手数料は、公募要領で対象外とされています。
母の日のチラシは対象になりますか?
商品・サービスの宣伝を目的としたチラシは、広報費の対象になり得ます。補助事業の期間内に配った分が対象で、配っていない残りは対象外です。
ホームページだけで申請できますか?
ウェブサイト関連費だけでは申請できません。チラシ・看板・店舗の改装など、ほかの経費と組み合わせて申請します。