ジムの持続化補助金、ホームページに何を入れる?フィットネスクラブの従業員数と体験予約・会員管理の経費区分

体験の申し込みは、SNSのメッセージや電話で受けている。月会費やプランの違いを、見学のたびに口頭で説明している。ジムを営んでいると、ホームページで料金と体験予約を分かりやすくまとめたいと考える方も多いと思います。
この記事では、第20回の公募要領と参考資料をもとに、ジム・フィットネスクラブが持続化補助金でホームページを作るときの決まりを、従業員数・経費区分・ほかの経費との組み合わせの順に整理しました。
- 施設型と教室型で変わる従業員数
- 体験予約・会員管理の経費区分
- 業務効率化として入れるときの注意
- マシン購入との組み合わせ方
2026年10月時点で、小規模事業者持続化補助金〈一般型 通常枠〉第20回の公募要領(第8版)、参考資料(2026年10月)、申請時によくあるご質問と、総務省の日本標準産業分類で確認できた内容です。申請前に必ず最新の公募要領をご確認ください。
目次
フィットネスクラブは「娯楽業」で20人以下
参考資料では、「サービス業のうち宿泊業・娯楽業」の娯楽業を、日本標準産業分類の中分類80(娯楽業)に当たる事業としています。総務省の日本標準産業分類では、中分類80の「スポーツ施設提供業」の中に「フィットネスクラブ」があります。この区分は、常時使用する従業員が20人以下であることが条件です。
| ジムの形 | 従業員数の目安 |
|---|---|
| フィットネスクラブ (施設を使ってもらう) |
娯楽業 (20人以下) |
| 教室として指導する | 判断が分かれやすい |
日本標準産業分類では、スポーツや健康の指導を教える事業は、中分類82の「スポーツ・健康教授業」に分かれています。こちらは娯楽業に入らないため、商業・サービス業(5人以下)で考える可能性があります。パーソナルトレーニングやスタジオのように形が分かれる場合は、申請前に地域の商工会・商工会議所に確認してください。
体験予約・会員管理は何費になる?
ジムのホームページで出てくる費用は、ほとんどがウェブサイト関連費に入ります。参考資料では、顧客管理システムの構築や、ホームページに載せる写真・動画の制作費も、ウェブサイト関連費の例に挙がっています。
| 費用 | 経費区分 |
|---|---|
| ホームページの制作 | ウェブサイト関連費 |
| 体験予約のフォーム | ウェブサイト関連費 |
| 会員管理のシステム | ウェブサイト関連費 |
| 施設の写真・動画 | ウェブサイト関連費 |
| 新しいプランのチラシ | 広報費 |
ウェブサイト関連費の補助金の申請額は30万円(税込)が上限で、ウェブサイト関連費だけでは申請できません。月額で使う予約・会員管理のサービスは、補助事業の期間内に使う分だけが対象です。
会員管理を業務効率化として入れるとき
会員の入退館や支払いの管理を楽にするシステムは、販路開拓ではなく「業務効率化(生産性向上)の取組」として計画することもあります。公募要領では、業務効率化の経費は、申請時に所定の欄に内容を書き、経費明細表に入れておくことが前提で、あとから足すことはできません。
販路開拓として
- 体験予約の受付
- 新しいプランの案内
- 新規の会員を増やす
業務効率化として
- 会員情報の管理
- 受付の手間を減らす
- 申請時に欄へ記入
どちらとして入れるかで、計画の書き方が変わります。業務効率化の取組は、販路開拓の取組とあわせて行うものが対象です。
マシン購入との組み合わせ方
トレーニングマシンを入れる場合は「機械装置等費」です。単なる取替え更新は対象外で、単価50万円(税抜)以上の機械は処分制限財産になります。ウェブサイト関連費だけでは申請できないため、マシンやチラシなどと組み合わせて計画します。
新しいプランを始めるジムの経費の組み合わせ例
- POINT 1新しいマシン機械装置等費
- POINT 2体験予約のページウェブサイト関連費
- POINT 3近所へのチラシ広報費
組み合わせ方の考え方と、ウェブサイト関連費の30万円の枠は、次の記事で詳しく説明しています。
あわせて読みたい持続化補助金はホームページだけで申請できる?第20回のウェブサイト関連費30万円と組み合わせる経費30万円の枠と組み合わせる経費2026.10.19
第20回の日程と、制作会社に頼めること
| できごと | 第20回の日付 |
|---|---|
| 申請受付 | 2026年11月5日〜 12月15日17:00 |
| 様式4の発行受付締切 | 2026年12月4日 |
| 採択発表 | 2027年3月頃の予定 |
| 補助事業の実施期限 | 2028年3月31日 |
ホームページは、補助事業の期間内に公開して使い始めていないと対象外です。体験予約のフォームも、期間内に実際に申し込みを受けられる状態にしておきます。
申請書類(経営計画・補助事業計画など)は、事業者ご自身が作るものです。行政書士法により、行政書士でない者が報酬を得て官公署に出す書類を作ることはできないため、WEB PREPAは申請書類の作成や申請の代行はしていません。お手伝いできるのは、申請に使える内訳つきの見積書と、発注書・納品書・請求書の用意、そして期間内の制作です。詳しくは 補助金を使ったホームページ制作のページ にまとめています。
公式の情報
- 日本標準産業分類(総務省)
- 小規模事業者持続化補助金(商工会議所地区)
- 小規模事業者持続化補助金(商工会地区)
- 第20回 公募要領(第8版・PDF)
- 第20回 参考資料(PDF)
- 第20回申請時によくあるご質問(PDF)
補助金の決まりは回ごとに変わります。上限額・対象経費・締切は、申請する回の最新の公募要領で必ずご確認ください。計画の中身は、地域の商工会・商工会議所に相談しながら決めるのが確実です。
よくある質問
ジムは従業員が何人まで申請できますか?
フィットネスクラブは日本標準産業分類の中分類80(娯楽業)に入り、参考資料の考え方では従業員20人以下が条件です。教室として指導する形は娯楽業に入らない場合があるため、商工会・商工会議所に確認してください。
体験予約のフォームは何費になりますか?
ウェブサイト関連費です。ホームページと合わせて、補助金の申請額30万円(税込)の枠の中で考えます。
会員管理のシステムは対象になりますか?
顧客管理システムの構築はウェブサイト関連費の例に挙がっています。業務効率化の取組として入れる場合は、申請時に所定の欄へ書いておく必要があり、あとから足せません。
トレーニングマシンの購入は対象になりますか?
機械装置等費の対象になり得ます。単なる取替え更新は対象外で、単価50万円(税抜)以上の機械は処分制限財産になります。
月額の予約サービスは対象になりますか?
補助事業の期間内に使う分だけが対象です。期間を越える契約は、按分した期間内の分だけになります。
ホームページだけで申請できますか?
ウェブサイト関連費だけでは申請できません。マシンやチラシなど、ほかの経費と組み合わせて申請します。