ホームページビルダーで更新できない時は?原因の切り分けと、直すか作り直すかの判断

ホームページビルダーで文章を直して転送したのに、サイトを開くと前のままになっている。転送ボタンを押すとエラーが出る。パソコンを買い替えたら、編集するサイトそのものが見当たらない。ホームページビルダーで作った会社やお店のサイトでは、こうした「更新できない」相談が今も少なくありません。
原因はソフトの不具合とは限らず、「どのパソコンに、どの情報が残っているか」の問題であることも多いです。この記事では、止まっている場所の切り分け方と、直して使い続けるか作り直すかの判断材料を順番に整理します。
- 「更新できない」を4つの症状に分けて原因を絞る方法
- 転送しても反映されないとき、転送でエラーが出るときの確かめ方
- パソコンの買い替えや担当者の退職でデータが見つからないときの対処
- 直して使い続けるか、作り直すかを決める判断材料
目次
まず「どこで止まっているか」を切り分ける
ホームページビルダー(正式名称はホームページ・ビルダー)での更新は、「パソコンの中のサイトデータを編集する」「サーバーへ転送する」「ブラウザで表示する」の3段階でできています。更新できないときは、どの段階で止まっているかを先に決めると、やるべきことが一気に絞れます。
| 症状 | 止まっている段階 | 最初に見る場所 |
|---|---|---|
| 転送は成功するのに 表示が前のまま |
表示・転送先 | 再読み込みのあと サーバー上の日時 |
| 転送でエラーが出る | 転送 | 転送設定と サーバーの契約情報 |
| 編集するサイトが 見つからない |
サイトデータ | 以前のパソコン |
| ソフトが起動しない | ソフト本体 | バージョンと サポート状況 |
更新できないときに確かめる順番
- STEP 1再読み込みする古い表示が残っていないか
- STEP 2サーバーの日時転送が届いているか
- STEP 3転送設定を照合契約情報と合っているか
- STEP 4データの所在どのパソコンにあるか
転送はできるのに表示が変わらないとき
転送の画面では成功しているのに、サイトを開くと前のまま。この場合は、ファイルがサーバーに届いていないか、届いていても別の場所に置かれていることがよくあります。ジャストシステムのサポート情報でも、次の点を確かめるよう案内されています。
- ブラウザで再読み込みし、一時ファイルを消して開き直す
- サーバー上のファイルの更新日時が新しくなっているか(FTPソフトやサーバー会社の管理画面のファイル一覧で見られます)
- 転送先のフォルダが正しいか
- ファイル名が半角英数字になっているか
- ファイル名の大文字と小文字がリンクと一致しているか
見落としやすいのが転送先のフォルダです。以前にサーバーを引っ越していたり、転送設定を作り直したりしていると、公開用とは別のフォルダに転送し続けていることがあります。その場合、転送は毎回「成功」と表示されるため、気づきにくくなります。
スマートフォンでは更新されて見えるのに、会社のパソコンだけ古い場合は、ブラウザに残った古い表示が原因の可能性が高いです。別の端末で見比べると、サーバー側の問題かどうかをすぐ判断できます。
転送でエラーが出る・つながらないとき
エラーが出たら、まず表示された文言を画面ごと撮って控えておきます。文言が分かれば、メーカーやサーバー会社のサポート情報で同じ症状を探しやすくなります。
転送の段階でエラーが出る場合は、ホームページビルダーに登録してある転送設定と、実際のサーバーの情報が合っていないことを疑います。転送設定で使うのは、主に次の4つです。
- FTPサーバー名(接続先)
- FTPアカウント(ユーザー名)
- パスワード
- 転送先のフォルダ
これらの正しい値は、レンタルサーバー会社の管理画面や、契約時に届いた設定案内のメールに書かれています。ホームページビルダー側に何年も前の値が残っていることが多いため、サーバー会社の管理画面に表示されている今の値と、1つずつ見比べてください。サーバー会社が接続方法の変更を案内している場合もあるので、お知らせやマニュアルもあわせて確認すると確実です。
サーバーの契約情報が分からない場合
担当者が辞めていて、どこのサーバー会社と契約しているかも分からない、という相談もよくあります。その場合は、毎年の請求書やクレジットカードの明細から、サーバー会社とドメイン管理会社の名前を探すのが近道です。会社名が分かれば、契約者本人であることを確認できた時点で、ログイン情報の再発行の方法を案内してもらえます。契約名義が制作会社や前任者個人になっている場合は、まずその名義の確認から始めます。
パソコンを替えた・前任者しか分からないとき
ホームページビルダーは、編集用のサイトデータを作業したパソコンの中に保存します。そのため、パソコンを買い替えたり、担当者のパソコンを処分したりすると、ソフトを入れ直しても編集するサイトが見つからない状態になります。
| 状況 | 対処 |
|---|---|
| 以前のパソコンが まだ動く |
サイトを書き出して 新しいパソコンで取り込む |
| 以前のパソコンが もうない |
公開中のファイルを サーバーから取り込む |
以前のパソコンが動くなら、サイトを書き出して移すのが確実です。パソコンがもうない場合も、公開中のファイルをサーバーからダウンロードし、それを元にサイトを作り直す方法がメーカーから案内されています。ただし、この方法では編集用の情報が戻らないため、画像の再編集ができないなどの制約があります。
ソフトそのものが起動しない場合も、まず使っているバージョンを確かめてください。古いバージョンのホームページビルダーは、メーカーの問い合わせサポートがすでに終わっているものがあります。使っているバージョンの状況は、ジャストシステムのサポート商品一覧で確認できます。2026年10月時点の最新版は、ホームページ・ビルダー23(2025年6月27日発売)です。
- サーバー会社名と会員ID
- ドメインの管理会社名
- FTPの接続情報一式
- サイトデータがあるパソコン
- ホームページビルダーのバージョン
直して使うか、作り直すかの判断
原因が分かって直せたとしても、同じことがまた起きるなら、作り直しを考える時期かもしれません。判断の目安を並べると次のようになります。
直して使い続ける
- 更新は年に数回だけ
- 編集できるパソコンがある
- スマホでも崩れず見える
- 載せる内容に不満がない
作り直しを考える
- 更新できる人が1人だけ
- スマホで文字が小さい
- 直すたびに業者頼み
- 情報が数年前のまま
作り直す場合も、今のドメインはそのまま使えます。名刺やチラシに載せたアドレスを変えずに済むため、ドメインの管理会社とログイン情報だけは先に確保しておいてください。
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WEB PREPAでご相談を受けるときも、最初に「ドメインの管理会社」「サーバーの契約者」「今のサイトで残したいページ」の3点を一緒に確かめるところから始めています。分からない項目があっても、請求書や届いているメールから一緒に探せます。
よくある質問
スマホでは更新されているのに、パソコンだけ古いのはなぜですか?
パソコンのブラウザに、以前の表示が残っている可能性が高いです。再読み込みをして、それでも変わらなければブラウザの一時ファイルを消してから開き直してください。
パソコンを買い替えたら、ホームページビルダーでサイトが開けなくなりました。
サイトデータは以前のパソコンに保存されています。以前のパソコンが動くならサイトを書き出して移し、ない場合は公開中のファイルをサーバーから取り込む方法があります。
転送設定のパスワードが分かりません。
レンタルサーバー会社の管理画面で確認または再設定できます。サーバー会社が分からない場合は、請求書やカードの明細から契約先を探してください。
古いホームページビルダーのまま使い続けても大丈夫ですか?
表示や転送ができているうちは使えますが、古いバージョンはメーカーの問い合わせサポートが終わっているものがあります。困ったときに頼れる先がない点は考えておく必要があります。
作り直すとドメイン(アドレス)は変わりますか?
ドメインの管理権限が手元にあれば、同じドメインのまま作り直せます。先にドメインの管理会社とログイン情報を確認しておくと安心です。
ホームページビルダーで作ったサイトの作り直しも相談できますか?
はい、WEB PREPAでご相談いただけます。今のサイトの内容とドメインを確認したうえで、無料でデザイン案をお作りします。