ホームページ・SEOの営業電話の断り方|使える例文と確かめたい3つの視点

「御社のホームページ、このままだと検索に出ませんよ」「今なら初期費用0円でSEO対策ができます」。事業をしていると、こうした営業電話が不意にかかってきます。断ればいいと分かっていても、Webのことには自信がなく、強く言い返せない。そんなもやもやを抱えている経営者の方は少なくありません。
すべての営業が悪いわけではありません。ただ、判断の材料がないまま「その場で決める」ことだけは避けたいところです。電話口でそのまま使える断り方の例文と、断る前に確かめたい視点をまとめました。
- ホームページやSEOの営業電話が届く理由
- 場面別に、そのまま使える断り方の例文
- 話を聞くなら確かめたい3つの視点と、契約前の質問表
- その場で決めないための社内ルール
ホームページやSEOの営業電話が届く理由
会社のホームページには、社名・電話番号・所在地が公開されています。業種別のリストは簡単に作れるため、ホームページを持つ事業者は営業先として見つけられやすい立場にあります。公開して数か月で電話が増えた、という声もよく聞きます。
また、ホームページやSEOは成果が見えにくく、専門用語も多い分野です。「今のままでは損をしている」という切り出し方が通じやすいため、売り込みが生まれやすい構造があります。自分だけが狙われているわけではないと知っておくだけでも、落ち着いて対応できます。
ホームページの営業電話の断り方|場面別の例文
断るときは「今は忙しいので」のようなあいまいな言い方より、「検討していません」とはっきり伝えるほうが、かけ直しを減らせます。受け答えの流れを決めておくと、誰が電話に出ても同じように対応できます。
営業電話を受けたときの4ステップ
- STEP 1社名を聞く担当者名と連絡先も
- STEP 2用件を確認何の提案か一言で
- STEP 3はっきり断るその場で決めない
- STEP 4記録して共有再度の電話に備える
例文1|基本の断り方
お電話ありがとうございます。申し訳ありませんが、ホームページやSEOについては現在検討しておりませんので、お断りしております。失礼いたします。
例文2|何度もかかってくるとき
以前にもお断りしております。今後、御社からのご連絡はお断りしますので、当社の連絡先をリストから外していただけますか。
例文3|「Googleから」「今の制作会社の関係で」と名乗られたとき
確認のため、御社の正式な社名と担当者のお名前、折り返しの電話番号を教えてください。こちらから調べたうえで、必要であれば連絡いたします。
例文4|「今日中なら」と急かされたとき
Webの契約は、書面を見て社内で決める手順になっています。その場でお返事はできませんので、資料をメールでお送りください。
強く言い返す必要はありません。例文4は、内容に少し興味があるときにも使えます。資料が届いたら、次の3つの視点で落ち着いて確かめてください。
断る前に確かめたい3つの視点
提案を見分ける3つの視点
- POINT 1自社サイトを見て話しているかページ名や具体的な指摘が出てくるか
- POINT 2契約の中身を書面で出せるか総額・期間・解約・名義まで書いてあるか
- POINT 3成果の説明が現実的か順位の保証をうたっていないか
視点1|自社サイトを実際に見たうえで話しているか
中身を見ていれば、ページ名や事業内容、写真の状況といった具体的な話が出てきます。「当社のサイトの、どのページを見て気になりましたか」と聞いてみてください。一般論に戻るなら、リストに沿って電話しているだけの可能性があります。
なお、Googleが個別の事業者に電話をかけて有料のSEO対策を販売することはありません。「Googleの代理」「Google公認」といった言葉が出たら、社名と担当者名を必ず確認しましょう。
視点2|契約の中身を書面で確認できるか
「月々の負担は小さい」という説明でも、期間が長ければ支払総額は大きくなります。
| よくある説明 | その場で聞きたいこと |
|---|---|
| 初期費用0円でつくれます | 月額と契約期間、総額はいくらですか |
| 月々のお支払いだけで大丈夫です | 途中で解約すると、残りの期間分はどうなりますか |
| 保守も込みのプランです | 含まれる作業と別料金の作業を書面でもらえますか |
| ドメインもこちらで用意します | ドメインとサーバーの契約名義は自社になりますか |
| すぐ着手できます | 契約終了後、サイトのデータは引き渡してもらえますか |
制作費をリース契約として組む形が案内されることもあります。リース契約は原則として中途解約ができず、サイトを使わなくなっても支払いが続くことがあります。契約書に「リース」「賃貸借」とあれば、その場では署名せずに持ち帰ってください。名義が制作側のままだと、会社を変えたいときにサイトもメールも移せないことがあります。
あわせて読みたいドメインの名義は誰になっている?Whoisでの確認方法と制作会社名義のリスク自社のドメインが誰の名義か、確かめる方法2026.08.09
視点3|成果の説明が現実的かどうか
検索順位はGoogleの評価基準や競合の動きで変わるため、順位を保証することは誰にもできません。「1位にします」と言われたら根拠を尋ねましょう。現実的な相手なら、どの言葉でどのくらいの期間を見込むか、毎月何をしてどう報告するかを具体的に話せます。サーチコンソールなどの管理権限が自社にあるかも確認してください。
その場で決めない、を社内のルールにする
営業電話の多くは即決を促してきます。「今日中なら」「キャンペーンは今月まで」という言葉が出たときこそ、いったん止まるタイミングです。
- Web関連の契約は、代表か担当者が書面を見てから判断する
- 電話口では社名・担当者名・連絡先だけ聞いて切る
- 断った会社名と日付を、電話の近くのメモに残す
- 迷ったら、付き合いのある制作会社に見てもらう
問い合わせフォームの近くに「営業・勧誘のご連絡はご遠慮ください」と一文を添えておくと、フォーム経由の営業をある程度減らせます。相場観を持つには、制作会社の選び方と見積書の比べ方も参考にしてください。
よくある質問
電話で少し話を聞いてしまいました。契約していなければ問題ありませんか?
書面に署名したり、申込みを伝えたりしていなければ、話を聞いただけで契約にはなりません。後日「先日ご了承いただいた件で」と連絡が来ても、了承していなければはっきりお断りして構いません。
契約してしまったあと、解約できますか?
まず契約書の解約条項を確認してください。事業のために結んだ契約は、クーリング・オフの対象にならないことが多いため、内容に納得できない場合は早めに商工会議所や商工会、弁護士などに相談することをおすすめします。
「Googleマップの情報が間違っている」と電話が来ました。本当ですか?
電話の内容をうのみにせず、自分でGoogleマップを開いて社名を検索し、表示を確かめてください。誤りがあれば、Googleビジネスプロフィールの管理画面から自分で直せます。
営業電話そのものを減らす方法はありますか?
ドメインの登録情報を公開代行の設定にする、フォームに営業お断りの一文を添えるといった方法で、ある程度は減らせます。完全になくすのは難しいため、断り方の手順を決めておくほうが確実です。
今の制作会社の対応に不満があります。乗り換えはできますか?
ドメインとサーバーの名義、サイトのデータの扱いを確認できれば、乗り換えは可能です。進め方は制作会社を変えるときの記事にまとめています。
今払っている保守の月額が妥当か、見てもらえますか?
WEB PREPAでは、提案書や契約書を拝見して、妥当かどうかを一緒に確認するご相談も承っています。乗り換えを勧めるためではなく、続けるべきかどうかも含めて率直にお伝えします。
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