県外から来るお客様に選ばれるには?糸島市の飲食店・観光型ビジネスのホームページ

「インスタで見て来ました、と言われることは増えたけれど、来店にはつながっているのだろうか」——糸島市で飲食店やカフェ、体験施設、直売所を営む方から、そんな声をよく聞きます。糸島はお客様の半分以上が市外から来る、少し特殊な商圏です。だからこそ、ホームページに書いておくべきことも、街なかのお店とは少し違います。
糸島市の商圏は「地元のお客様」と「わざわざ来るお客様」の二層
糸島市は人口約10万人。JR筑肥線の筑前前原駅から福岡市地下鉄へそのまま乗り入れ、天神まで40分ほど。西九州自動車道を使えば福岡市中心部から車でも1時間かかりません。つまり、糸島の事業者にとってのお客様は、市内に住む方だけではないということです。
桜井二見ヶ浦の夫婦岩、白糸の滝、芥屋の大門、サンセットロード沿いのカフェ、冬の漁港のカキ小屋、JAの直売所である伊都菜彩。これらを目当てに、福岡市西区や早良区、県外からも人が動いています。隣接する西区には九州大学伊都キャンパスもあり、学生や研究者という層も生活圏に含まれます。
この二層を分けると、ホームページの役割がはっきりします。地元のお客様は「あそこのお店」としてすでに知っていて、営業日や電話番号を確かめに来ます。一方、市外のお客様はそもそもあなたのお店を知りません。「糸島 カフェ 海が見える」「糸島 牡蠣小屋 予約」といった言葉で探し、出てきた数軒を見比べて行き先を決めています。
旧前原市・二丈町・志摩町の地名が今も検索されている
糸島市は2010年に前原市、二丈町、志摩町が合併してできた市です。合併から年数が経ってもなお、「前原」「二丈」「志摩」という地名は日常的に使われ、検索でも入力されます。とくに地元のお客様や近隣の事業者は、旧町名で場所を言い表すことが少なくありません。
住所表記は現在の正式なもので統一しつつ、アクセス案内のなかで「筑前前原駅から車で10分」「二丈エリア」といった書き方を自然に入れておくと、地元の方の検索にも、市外の方の土地勘づくりにも役立ちます。地名を無理に詰め込む必要はありません。人に道を説明するときの言葉で十分です。
市外から来るお客様が、ホームページで確かめていること
片道1時間かけて来る人ほど、失敗したくないという気持ちが強くなります。「行ってみたら閉まっていた」「駐車場がなくて停められなかった」は、遠方のお客様にとって一日の予定が崩れる出来事です。次の項目が書かれているかどうかで、選ばれる確率は変わります。
| 来る前に知りたいこと | ホームページでの書き方 |
|---|---|
| 駐車場 | 有無だけでなく台数と場所。「店舗前3台、満車時は隣の空き地へ」まで書く |
| 行き方と所要時間 | 福岡市中心部から、筑前前原駅から、それぞれの目安時間と目印になる建物 |
| 営業日と季節 | 定休日に加えて、季節営業や冬季のみの営業はその期間をはっきり明記 |
| 予約の要不要 | 予約なしで入れるのか、当日でも受けるのか、何人から必要かを一行で |
| 値段の目安 | 主要メニューや体験の料金と、追加になる条件。時価の品はその旨を明示 |
| 雨や天候の影響 | 屋外席や体験プログラムは、雨天時にどうなるかを事前に書いておく |
どれも当たり前に見えますが、実際には「駐車場あり」「不定休」の一言で終わっているサイトが少なくありません。書き足すのに費用はかかりませんし、電話での問い合わせ対応を減らす効果もあります。
糸島の商売で見落とされやすい「季節」と「売り切れ」の情報
糸島には、季節や天候、その日の入荷で営業内容が変わる業種が多くあります。冬季限定のカキ小屋、収穫期の決まった農産物、海況に左右される体験、午前中で売り切れる直売の品。この変動こそが糸島の魅力ですが、遠方のお客様にとっては不安の種でもあります。
大切なのは、変わることを隠さずに書いておくことです。「例年10月中旬から3月末まで営業」「土日は正午前後に完売することがあります」と先に伝えておけば、お客様は早い時間に来るなど自分で調整してくれます。むしろ「早めに行かないと買えないらしい」という情報が、来店の動機になることもあります。
そのうえで欠かせないのが、こうした情報を自分たちで書き換えられる仕組みです。臨時休業や今季の営業開始日を、そのつど制作会社に依頼しないと直せない作りでは、結局更新されないまま古い情報が残ります。依頼の段階で「お知らせと営業案内は自社で更新できるようにしてほしい」と伝えておいてください。
SNS・ホームページ・Googleビジネスプロフィールの役割を分ける
糸島はSNSとの相性がよい土地で、写真だけで人が動きます。ただ、SNSだけで完結させようとすると、同じ質問への返信に追われたり、過去の投稿が流れて営業案内が埋もれたりします。三つの置き場所を、性質で分けておくと運用が楽になります。
| 置き場所 | 向いている情報 | 更新の頻度 |
|---|---|---|
| ホームページ | メニューと料金、アクセスと駐車場、予約方法、季節営業の期間、よくある質問 | 変わったときだけ |
| Googleビジネスプロフィール | 地図上の位置、営業時間と臨時休業、外観と駐車場の写真、口コミへの返信 | 休みが出るたび |
| SNS | 今日の入荷や景色、旬のもの、つくり手の様子といった日々の変化 | 日常的に |
この関係についてはSNSと自社サイトの役割の違いでも書きました。地図検索まわりの整え方は、同じく来訪客の多い福津市の記事が参考になります。店名・住所・電話番号の表記をサイトとGoogleビジネスプロフィールで一致させること、外観と駐車場の写真を載せること。この二つは、初めて訪れる人が多い糸島では特に効きます。
糸島市でホームページ制作を依頼するときの確認点
制作会社を選ぶとき、デザインの好みだけで決めてしまうと、公開後に困ることがあります。次の四点は、契約前に必ず聞いておいてください。
- 臨時休業やお知らせを自社で更新できるか
- ドメインとサーバーの名義は自社になるか
- スマホの実機で表示と予約導線を確認してくれるか
- 月額費用に含まれる作業の中身は何か
とくに一つ目は、季節や天候で営業が動く糸島の業種では死活問題になります。名義の話はドメインとサーバーの名義の記事にまとめています。また、来店型の業種でどんな情報を載せるかは、近隣の那珂川市の店舗・サロン向け記事とあわせて読むと、地元客中心の場合との違いが見えてくるはずです。
費用については、制作の範囲とページ数で大きく変わります。当社の考え方と金額は料金のページに、これまでにお作りしたサイトは制作実績に掲載していますので、比較の材料にしてください。
補助金は着手前に窓口で確認を
ホームページ制作に使える補助金や助成の制度は、年度や公募回によって対象経費の扱いが変わります。ウェブ関連費が対象になるか、上限がいくらかは、そのときの最新の公募要領を見なければ判断できません。まとめサイトの情報をそのまま信じないほうが安全です。
糸島市の事業者であれば、糸島市商工会や市の産業振興の窓口が最初の相談先になります。注意したいのは、多くの制度が交付決定前に契約・着手したものは対象外という点です。制作会社に発注する前に相談する、この順番を守ってください。
よくある質問
SNSのフォロワーが多ければ、ホームページは要りませんか
フォロワーが多い状態は大きな強みです。ただ、フォロワー以外の人が「糸島 ランチ 海」のように検索してたどり着く経路は、SNSだけでは作りにくいのが実情です。営業時間や料金といった変わらない情報の置き場所があるだけでも、繰り返しの問い合わせは減ります。まずは数ページの小さな構成から始めても十分です。
季節営業で、営業していない時期はサイトをどうすればいいですか
閉じる必要はありません。次の営業開始の予定を目立つ位置に書き、通年の商品や通信販売があればそちらへ案内します。オフシーズンにも検索する人はいますので、「今は休みで、いつから始まる」と分かる状態にしておくことが翌シーズンの来店につながります。
まずは無料でご相談ください
WEB PREPAは福岡を拠点に、中小事業者・個人事業主の方のホームページ制作をお手伝いしています。糸島市のように市外からのお客様が多い地域では、「何を載せるか」の設計が結果を大きく左右します。今のサイトで直したほうがよい点だけを知りたい、という段階のご相談でも構いません。無料でデザインを依頼するところから、お気軽にお声がけください。