無料でデザインを依頼

2026.10.16 ・ ホームページ制作

ホームページのリニューアルに補助金は使える?持続化補助金で対象になる改修・ならない費用

「今のホームページ、スマホで見ると崩れるし、事業の内容も変わってきた。作り直したいけれど、補助金は新しく作る時しか使えないのでは?」。よくいただく質問です。

この記事では、小規模事業者持続化補助金(第20回)の公募要領をもとに、リニューアルで対象になる費用・ならない費用と、リニューアルで気をつけたい点を整理します。

この記事でわかること

  • リニューアルに使える補助金と使えない補助金
  • 改修で対象になる費用・ならない費用の分かれ目
  • 販路開拓につながる改修の計画の例
  • 見積書の内訳と、リニューアルの注意点
この記事の情報について

2026年10月16日時点で、小規模事業者持続化補助金 第20回の公募要領(第8版・2026年7月21日改版)と、デジタル化・AI導入補助金2026の公式資料で確認できた内容だけを載せています。申請前に必ず最新の公募要領をご確認ください。

目次
  1. ホームページのリニューアルに使える補助金は?
  2. リニューアルで対象になる費用・ならない費用
  3. 「古くなったから」では弱い?改修の目的の書き方
  4. 作り直しならではの5つの注意点
  5. 第20回で申請する場合の日程と、制作会社に頼めること
  6. よくある質問

ホームページのリニューアルに使える補助金は?

国の制度で、リニューアル費用に使いやすいのは小規模事業者持続化補助金です。公募要領では、ウェブサイト関連費を「ウェブサイトやECサイト等の開発、構築、更新、改修、運用」のための経費としています。新しく作る時だけでなく、作り直しも対象に入っています。

制度 リニューアル費用 ポイント
小規模事業者持続化補助金 使える 更新・改修も対象
ほかの経費と一緒に申請
デジタル化・AI導入補助金
(旧IT導入補助金)
使えない ホームページ制作は
ITツール登録の対象外
県・市町村の補助金 地域による 制度の有無と条件を
個別に確認

持続化補助金(一般型・通常枠)第20回の主な条件は次のとおりです。

項目 第20回の内容
補助率 2/3(賃金引上げ特例の赤字事業者は3/4)
補助の上限 50万円(特例で上乗せあり)
ウェブサイト関連費の上限 申請額で30万円(税込)
ウェブサイト関連費だけの申請 できない
ポイント

補助率2/3で計算すると、ウェブサイト関連費が45万円のとき、申請額がちょうど30万円になります。それより高いリニューアルでも、ウェブサイト関連費として申請できるのは30万円までです。課税事業者は消費税相当額を除いて計算するため、実際の金額は公募要領で確かめてください。

県・市町村の制度は、所在地の市町村の商工担当の窓口や、商工会・商工会議所で確かめるのが確実です。

また、持続化補助金はホームページの費用だけでは申請できず、広報費などほかの経費と組み合わせた計画にする必要があります。

リニューアルで対象になる費用・ならない費用

公募要領の「対象となる経費例・対象とならない経費例」から、リニューアルに関係するものを抜き出しました。

対象になる例 対象にならない例
商品販売のためのサイト更新 サイトに関するコンサル費
効果や作業内容が明確なSEO対策 導入済みソフトの更新料
掲載する宣材写真の制作 期間内に公開されなかったサイト
販売のための画像・動画の作成 撮影する商品の購入費

リニューアルで迷いやすいのは、次の2つです。

  • 「SEO対策一式」のように中身が分からない項目
  • 年額・月額で払う使用料

SEO対策は「効果や作業内容が明確な」ものに限られます。また、契約期間が補助事業の期間を越えるソフトウェアの使用権は、按分して期間分だけが対象です。作業ごとに中身が分かる見積もりにしておきます。

見積書の内訳の例

公募要領では「見積金額に複数の項目が含まれる場合は、その内訳を示してください」とされています。リニューアルなら、たとえば次のように分けます。

項目 内容の書き方
デザイン トップ・下層ページの
デザイン作成
ページ制作 ページ名と数
(例:施工事例・料金)
フォーム 見積依頼フォームの設置
写真撮影 撮影カット数と用途
SEO設定 タイトル・説明文の設定
など作業名

「古くなったから」では弱い?改修の目的の書き方

持続化補助金は、販路開拓などの取り組みを支援する制度です。「デザインが古いので新しくしたい」だけでは、何のための改修なのかが伝わりません。誰に何を売るために、ページをどう変えるのかまで決めておきます。

目的が伝わりにくい改修

  • 見た目を今風にしたい
  • なんとなくページを増やす
  • スマホ対応だけが目的
  • 効果を測る方法がない

販路開拓につながる改修

  • 新サービスのページを作る
  • 施工事例で地域の客に届ける
  • 見積依頼フォームを置く
  • 問い合わせ数で効果を見る
「何を変えると、誰からの注文が増えるか」まで決めておく

たとえば工務店なら「外壁塗装の受注を増やすため、塗装の施工事例ページと見積依頼フォームを新しく作る」。飲食店なら「宴会の予約を増やすため、コース料金と予約方法のページを作る」。ここまで具体的に決めておくと、作るページも見積もりの内訳も決まります。

ポイント

申請書類(経営計画書・補助事業計画書など)は事業者ご自身が作るものです。計画の内容は、地域の商工会・商工会議所に相談しながら固めてください。

作り直しならではの5つの注意点

1. 交付決定の前に発注しない

交付決定日より前に発注・契約・支払いをした費用は対象外です。「今のサイトが古いから先に作り直して、あとで申請」はできません。打ち合わせやデザインの検討は進めて構いません。

2. 期間内に新しいサイトを公開する

補助事業の期間内に運用に至らなかったホームページは対象外です。原稿や写真の差し替えに時間がかかりやすいので、今のサイトから引き継ぐ文章と、新しく用意する写真を早めに決めておきます。

3. 50万円(税込)を超えるなら2社以上の見積もり

1件の発注総額が50万円(税込)を超える場合は、2社以上から見積もりを取り、安い方を選ぶ決まりです。相見積もりは事業者ご自身が別々の会社から取り寄せます。

4. 50万円(税抜)以上で作ると処分に制限がかかる

50万円(税抜)以上の費用で作成・更新したウェブサイトは「処分制限財産」になり、通常は取得日から5年間、廃棄や譲渡などが制限されます。なお、補助事業の目的のための改良や機能強化は「処分」に当たらないとされています。

5. 支払いは銀行振込で、期間内に終える

支払いは銀行振込が大原則で、1取引10万円(税抜)を超える現金払いは認められません。補助の対象は期間内に支払いまで終えた経費なので、月額払いのままでは期間外の分が対象になりません。

申請の前に確かめておくこと

  • ドメインとサーバーの契約者の名義
  • 残したいページとそのURL
  • 今のサイトで使っているメールアドレス

リニューアルでは、新しいサイトへ切り替える時にこの3つが問題になりやすくなります。交付決定のあとすぐ制作に入れるよう、申請の段階で確かめておきます。

あわせて読みたいホームページのリニューアル費用はいくら?範囲別の目安と見積もりが膨らむ原因補助金の前に、改修範囲ごとの費用の目安を確認2026.09.25

第20回で申請する場合の日程と、制作会社に頼めること

第20回の申請受付は2026年11月5日から12月15日17:00までです。商工会・商工会議所の事業支援計画書(様式4)は、発行の受付締切が12月4日で、申請の締切より早いので注意してください。

第20回でリニューアルする場合の流れ

  1. STEP 1改修内容と見積もり内訳の分かる見積書
  2. STEP 2様式4の発行12月4日締切
  3. STEP 3電子申請12月15日17:00締切
  4. STEP 4採択・交付決定採択発表は2027年3月頃
  5. STEP 5発注・公開・支払い2028年3月31日まで
発注できるのは交付決定のあと。今のサイトは公開まで使い続ける

交付決定は採択発表から概ね1〜2か月かかる場合があるとされています。つまり第20回でリニューアルする場合、新しいサイトの発注は早くても2027年の春以降です。それまでは今のサイトを使い続ける前提で計画します。

制作会社に頼めるのは、申請に使える見積書や、発注書・納品書・請求書の用意と、期間内の制作です。WEB PREPAでも、内訳の分かる見積書と書類一式、締切から逆算した日程のご案内をしています。詳しくは補助金を使ったホームページ制作のページにまとめています。制度全体の流れは持続化補助金の上限と申請の流れの記事もご覧ください。

公式の情報

最新の公募要領で必ず確認を

補助金の決まりは回ごとに変わります。上限額・対象経費・締切は、申請する回の最新の公募要領で必ずご確認ください。

よくある質問

トップページだけ、一部のページだけの改修でも対象になりますか?

第20回の公募要領では、ウェブサイトの「更新・改修」もウェブサイト関連費に含まれています。ページ数の決まりはありませんが、販路開拓のための取り組みであることと、補助事業の期間内に公開して使い始めることが条件です。

今のホームページを作った会社とは別の会社にリニューアルを頼めますか?

頼めます。発注先の決まりは、交付決定のあとに発注すること、50万円(税込)を超える場合は2社以上から見積もりを取ることなどです。ドメインやサーバーの名義が今の制作会社になっていないかは、申請前に確かめておくと移行がスムーズです。

リニューアル後の保守費や、ドメイン・サーバーの更新料も補助されますか?

対象になるのは、補助事業の期間内に支払いまで終えた経費です。期間が終わったあとの保守費は自社の負担になります。ドメインやサーバーの費用は公募要領に個別の記載がないため、計上したい場合は商工会・商工会議所か事務局に確かめてください。

リニューアルの申請書を制作会社に書いてもらえますか?

申請書類は事業者ご自身が作るものです。行政書士ではない者が報酬を得て官公署に出す書類を作ることは法律で禁止されているため、WEB PREPAは申請書類の作成や代行はしていません。計画の相談は地域の商工会・商工会議所が窓口です。

採択されなかったら、リニューアルはあきらめるしかありませんか?

審査があるため採択されないこともあります。発注は交付決定のあとなので、不採択なら制作費は発生しません。そのまま自費で進めるか、次の回に申請し直すかを選べます。

デジタル化・AI導入補助金で、予約システムを入れるリニューアルはできますか?

事務局に登録されたITツール(ソフトウェア)なら対象になる場合があります。ただし登録要領では、ホームページ制作やホームページと同様の仕組みのものは登録の対象外です。予約システムの部分だけが対象になり得ると考えてください。

補助金を使ったリニューアルのご相談はWEB PREPAへ

申請に使える内訳つきの見積書をご用意します。まずは無料でデザイン案をご覧いただけます。

無料でデザインを依頼する

← Back
料金診断 無料でデザインを依頼