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2026.10.24 ・ ホームページ制作

クリニックは持続化補助金でホームページを作れる?医師・医療法人が対象外になる決まりと作るときの考え方

開業や移転を機にホームページを作り直したいとき、「持続化補助金が使えれば」と考える院長先生は多いと思います。ネットで調べると、医療機関でも使えるような書き方の記事も見かけます。

ただ、第20回の公募要領を確かめると、クリニックや歯科医院は、ほとんどの場合この補助金の対象になりません。この記事では、その決まりと、医療に近い業種の扱い、補助金を使わずにホームページを作るときの考え方を整理しました。

この記事でわかること

  • 医師・医療法人が対象外になる決まり
  • 薬局・整骨院など医療に近い業種の扱い
  • デジタル化・AI導入補助金との関係
  • 補助金なしで作るときの医療広告の注意
この記事の情報について

2026年10月時点で、小規模事業者持続化補助金〈一般型 通常枠〉第20回の公募要領(第8版)と、デジタル化・AI導入補助金のよくある質問で確認できた内容です。個別の事情は、地域の商工会・商工会議所や補助金事務局にご確認ください。

目次
  1. 医師・歯科医師・医療法人は補助対象者に入らない
  2. 薬局・整骨院・介護サービスはどうなる?
  3. デジタル化・AI導入補助金でホームページは作れる?
  4. 補助金なしで作るときの3つの考え方
  5. 確認先と、WEB PREPAにできること
  6. よくある質問

医師・歯科医師・医療法人は補助対象者に入らない

公募要領の「補助対象者の範囲」には、補助対象にならない者として、医師、歯科医師、助産師と、医療法人がはっきり挙げられています。個人で開業している医師も、医療法人のクリニックも、申請する立場になれません。

申請する人・法人 持続化補助金
個人開業の医師 対象にならない
個人開業の歯科医師 対象にならない
医療法人 対象にならない
助産師 対象にならない
社会福祉法人 対象にならない
ポイント

自費診療の集客や、新しい診療メニューの案内のためでも、申請する人が医師・歯科医師・医療法人であれば対象になりません。診療の中身ではなく、申請する立場で決まります。

薬局・整骨院・介護サービスはどうなる?

医療に近い業種でも、医師や医療法人でない事業者は、補助対象者になり得ます。ただし、公募要領の「補助対象外となる事業」には、公的医療保険・介護保険からの報酬が出る事業と同じか似た内容の事業が挙がっています。

例として書かれているのは、デイサービスや介護タクシーなどの居宅介護サービスで介護報酬が適用されるサービスと、薬局・整骨院などの保険診療報酬が適用されるサービスです。

申請する立場で対象外

  • 医師・歯科医師
  • 助産師
  • 医療法人

保険が使われる事業が対象外

  • 薬局の保険調剤
  • 整骨院の保険施術
  • 介護報酬のサービス
申請する立場で外れるか、事業の内容で外れるか

保険が使われない取り組みが対象になるかどうかは、事業の中身によって判断が分かれる部分です。申請を考える場合は、計画の段階で地域の商工会・商工会議所に相談してください。

デジタル化・AI導入補助金でホームページは作れる?

もう1つよく名前が挙がるのが、デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)です。こちらは、登録されたITツール(ソフトウェア)を導入するための補助金で、よくある質問では「ホームページ制作(ECサイト制作含む)は補助対象外」とされています。

予約システムや問診などのツールを入れる話とは別に、ホームページの制作費そのものには使えません。詳しくは IT導入補助金とホームページの記事 にまとめています。

補助金 クリニックのホームページ
持続化補助金 医師・医療法人は
対象にならない
デジタル化・AI導入補助金 ホームページ制作は
対象外
自治体の制度 地域ごとに確認

都道府県や市区町村の制度は、地域によって内容がまったく違います。開業する地域の自治体の窓口や、医師会などの案内も確かめておくと安心です。

補助金なしで作るときの3つの考え方

補助金を使わない場合でも、クリニックのホームページは、患者さんが受診前に必ず見る場所です。作るときは、次の3点から考えると進めやすくなります。

クリニックのホームページで先に決めること

  1. POINT 1医療広告の決まりウェブサイトも対象
  2. POINT 2受診前の情報時間・場所・予約
  3. POINT 3費用の分け方ページを絞って始める
規制を守りながら、受診前の不安を減らす

医療広告の決まりはホームページにもかかる

医療法の広告規制は、ウェブサイトも対象になっています。厚生労働省は「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書」(2026年3月に第6版)を出していて、ほかの医院と比べて優れていると書く表現や、治療前後の写真の載せ方などに注意が必要です。

費用は「最初に必要なページ」から

診療時間・アクセス・診療内容・予約の案内がそろっていれば、最初は少ないページ数でも患者さんの疑問の多くに答えられます。初期費用を抑えたい場合は、月額制で始めてあとからページを足す方法もあります。診療科別の載せ方は、次の記事で詳しく説明しています。

あわせて読みたいクリニックのホームページ、何を載せる?診療科別の見せ方と診療時間・予約の書き方診療科別の見せ方と、診療時間・予約の書き方2026.10.15

確認先と、WEB PREPAにできること

持続化補助金の申請書類は事業者ご自身が作るもので、行政書士法により、WEB PREPAは申請書類の作成や申請の代行はしていません。クリニックや歯科医院の場合は、そもそも持続化補助金の対象にならないため、補助金を前提にしたお見積もりではなく、通常のご依頼としてご相談をお受けしています。

医療に近い業種で補助金を考えている場合は、補助金を使ったホームページ制作のページ もご覧ください。

公式の情報

最新の公募要領で必ず確認を

補助金の決まりは回ごとに変わります。上限額・対象経費・締切は、申請する回の最新の公募要領で必ずご確認ください。計画の中身は、地域の商工会・商工会議所に相談しながら決めるのが確実です。

よくある質問

個人で開業している医師も対象外ですか?

対象外です。公募要領では、個人か法人かにかかわらず、医師・歯科医師・助産師が補助対象にならない者に挙げられています。医療法人も同じく対象外です。

自費診療の集客のためなら使えますか?

使えません。対象外になるのは申請する人の立場によるもので、診療の内容が自費か保険かでは変わりません。

整骨院や鍼灸院も対象外ですか?

施術者は医師ではないため、補助対象者にはなり得ます。ただし、整骨院などで保険診療報酬が適用されるサービスは、対象外となる事業の例に挙がっています。計画の段階で商工会・商工会議所に相談してください。

デジタル化・AI導入補助金でホームページは作れますか?

作れません。デジタル化・AI導入補助金のよくある質問で、ホームページ制作(ECサイト制作含む)は補助対象外とされています。

医療広告の決まりはホームページにも関係しますか?

関係します。医療法の広告規制はウェブサイトも対象で、厚生労働省がウェブサイト等の事例解説書を出しています。ほかの医院より優れていると書く表現や、治療前後の写真の載せ方には注意が必要です。

補助金なしだと、費用が心配です。抑える方法はありますか?

最初に必要なページに絞って作り、あとから足していく方法があります。初期費用を抑えたい場合は、月額制で始めるという選び方もあります。

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